IU&パク・ボゴム、Netflixシリーズ『おつかれさま』インタビュー「また共演できたらう…

IU×パク・ボゴム、Netflixシリーズ『おつかれさま』独占配信中

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■また別の作品でも共演できたらうれしい
――お互いが見たお互いのキラキラ輝いていた瞬間を教えてください。
【IU】外見的な姿はあまりキラキラしていいませんが、だからこそ、内面の輝きが際立って見えると思います。特に、ボゴムさんの瞳がこれまでのどの作品よりも輝いていたと感じます。以前ボゴムさんにも話したことがあるのですが、彼の瞳は“水に濡れた小石”のようにキラキラ輝いていました。彼が持つ本来の輝きが加わることで、グァンシクというキャラクターを最大限に魅力的にしたと思います。
【パク・ボゴム】台本自体がとても美しく、詩的な作品でした。私は、この作品が持つ力を大切にしたかったですし、何よりIUさんの演技には圧倒されました。エスンは、喜怒哀楽のすべてを経験するキャラクターです。私たちも人生の中で、うれしさや悲しさ、痛みや試練を経験しますが、IUさんは台本以上にその感情を表現していました。IUさんが演じるエスンに共感し、理解しながら演技している姿は本当に格好良かったです。彼女の目を見ながら演じられたことに、心から感謝しています。この作品だけでなく、また別の作品でも共演できたらうれしいですね。
■菜の花を見たらエスンとグァンシクを思い出して
――済州島の菜の花の風景も印象的でした。このドラマを観たら絶対行きたくなると思います。菜の花畑のシーンに関するエピソードがあれば教えてください。
【IU】菜の花が咲き乱れていて、今でも香りが鼻先に蘇るほど印象的でした。劇中に「菜の花の香りを嗅いだことある?めまいがするくらいだよ」というせりふがありますが、本当にその通りで、甘い香りに包まれながら撮影したのを覚えています。
【パク・ボゴム】僕にとっては、エスンとグァンシクの初キスシーンが最も印象に残っています。菜の花を見ると、「ああ、あのときのグァンシクとエスンだな」と思い出します。このドラマを観た方が済州島の菜の花畑を訪れたとき、エスンとグァンシクを思い出してくれたらうれしいですね。
■グァンシクのような格好いいお父さんになりたい
――親という役を演じて、ご自身のご両親を思い出したエピソードはありますか?
【IU】幼い頃、父が母に内緒でいつもアイスクリームを買ってくれたことです。母は私にアイスクリームを食べさせないようにしていたのですが、それが2人なりの愛の形だったんだなと思います。そんな小さなエピソードにも、両親のかわいらしい愛情表現が詰まっていたと感じます。
【パク・ボゴム】このドラマを通して、親が子どもに注ぐ愛情の大きさを改めて感じました。たとえ自分に余裕がなくても、子どもにはもっと良いものを、もっときれいなものを、もっとおいしいものを…と、親は常に子どものためを思って生きているんですよね。これは撮影中にも強く感じましたし、作品を観たときにも改めて実感しました。いつか自分が親になるとしたら、大切な子どもたちにたくさんの愛を注ぐ、グァンシクのような格好いいお父さんになりたいと思いました。
■なぜ“懐古的な時代”を描く韓国ドラマが増えているのか?
――本作は、1960年代の済州島から2025年のソウルまで、エスンとグァンシク、そしてその周囲の人々の人生の軌跡と絆を四季の移ろいとともに心温まる物語が紡がれています。最近の韓国ドラマでは、スマホがなかった時代を懐古的に描く作品が増えています。なぜだと思いますか?
【IU】やはり、お互いに目を合わせて対話する“ロマン”があった時代だからではないでしょうか。劇中にも「その時代は、携帯ばかり見るのではなく、お互い目と目を合わせて対話をしたロマンがあった」というせりふが出てきます。人と人とが直接心を通わせることの価値を描いているのだと思います。
【パク・ボゴム】その通りですね。加えて、今は個人主義の時代で、一人暮らしが増え、食事も一人ですることに慣れてきました。でも、昔は違いました。このドラマでも、つらいときに言わなくても食べ物を持ってきてくれるような温かさが描かれています。多くの人が忙しさの中で忘れてしまいがちなことを、こうした作品を通して再認識するのかもしれません。
■人生の重みをわかりやすく表現したタイトル
――『おつかれさま』というタイトルをどのように解釈されましたか?(※韓国語のタイトル「ポクサク ソガッスダ」は、済州島の方言で「本当におつかれさまでした」という意味。ただし、標準語では「すっかりだまされた」と訳される表現)。
【IU】『おつかれさま』(※日本語で発言)というタイトルについてですが、これ以上ぴったりの表現はないと思います。この作品には愛の物語だけでなく、人生の苦難や試練も描かれています。そんな人生の重みを、よりわかりやすく、親しみを込めて表現するために、「皆さま、おつかれさまでした」と伝えるようなタイトルになったのではないでしょうか。私はこのタイトルがとても気に入っていますし、日本版のタイトル『おつかれさま』も、同じ意味を持っていると知り、さらに好きになりました。
【パク・ボゴム】タイトルを最初に聞いたときは、ストーリーに驚きの展開があるのかな?と想像しました。でも、実際に読んでみると、この物語は人生を歩んできたすべての人々に向けた「おつかれさまでした」という温かいメッセージなんだと感じました。日本版のタイトル『おつかれさま』も、原題と同じ意味合いを持っていますよね。だからこそ、この作品を観た皆さんに向けて、「よく頑張ってきたね」「ご苦労さまでした」「これからも頑張って」と、温かい気持ちでそっと背中を叩いてあげたい…そんな作品になっていると思います。
■Netflix『おつかれさま』について(ネタバレ要素を含みます)
1960年代の韓国・済州島で生まれ育った海女の娘オ・エスン(IU)と、魚屋の息子ヤン・グァンシク(パク・ボゴム)。子ども時代から青春時代、そして人生の試練に直面する中年期を経て、2025年まで。2人とその周囲の人々の人生の軌跡と絆を、四季の移ろいとともに描いていく。話が進むにつれて、物語の中心はエスンとグァンシクの“愛”を受けて育った娘・クムミョン(IU)たちの恋と人生へと移り、大きく動き出していく。
第1話~第4話では、自由奔放なエスンと一途で誠実なグァンシクの幼少期から学生時代を経て、結婚。娘のクムミョンが誕生し、貧しくも幸せに暮らす家族の姿が丁寧に描かれた。
第5話~第8話では、長男ウンミョンと次男ドンミョンが誕生。しかし、家族に降りかかる悲しい出来事が…。試練を乗り越え、親として成長していくエスンとグァンシク、そして、無償の愛を注がれた娘クムミョンは、両親の夢でもあったソウルの大学へ進学し、新たな人生の一歩を踏み出す。
第9話~第12話では、時代は1990年代へと移り、クムミョンの夢をかなえるため、一家は長年大切にしてきた家を手放すことに。年を重ねても支え合いながら暮らすエスンとグァンシク。彼らに見守られながら、クムミョンとウンミョンの恋模様も展開していく。「両親の愛と絆を見て育った子どもたちは、どのような愛を見つけ、どんな人生を歩んでいくのか――」。エスンとグァンシク、そして子どもたちの人生の旅路は、Vol.4(第13話~第16話、3月28日配信)に続く。
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