『ミッドナイト屋台』追加キャスト決定 剛力彩芽が神山智洋“シェフ”の幼なじみ、石田ひかり&…

2025/03/24 05:00 

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土ドラ『ミッドナイト屋台~ラ・ボンノォ~』に出演する剛力彩芽、石田ひかり、竹中直人 (C)東海テレビ

 7人組グループ・WEST.の神山智洋が主演、Travis Japanの中村海人が共演する東海テレビ・フジテレビ系土ドラ『ミッドナイト屋台~ラ・ボンノォ~』(4月12日スタート、毎週土曜 後11:40※全10話)の追加キャストが発表され、剛力彩芽、石田ひかり、竹中直人の出演が決定した。

【写真】おそろいのスエットがかわいい神山智洋&中村海人

 今作は寺の境内で平日夜のみ営業する“ミッドナイト屋台”を舞台に、料理の腕は一流だが訳あって味と香りがわからなくなったフレンチシェフ・遠海翔太(神山)と、味には敏感な落ちこぼれ僧侶・方丈輝元(中村)の2人がひょんなことからタッグを組み、屋台を盛り上げるべく奔走するさまが描かれる。

 翔太の幼なじみで、2ヶ月先まで予約が埋まっている超人気店のシェフ・玄田陽美に剛力、輝元の母・方丈真耶を石田、父・輝徳を竹中がそれぞれ演じる。行き場を失った2人の新たな居場所となる夜の寺の屋台。その屋台には、夜な夜なさまざまな思いを抱えたお客さんが訪れる。

 そんな人たちに思いを込めて料理を提供する翔太と輝元。2人をあたたかく、時には厳しく見守る真耶と輝徳、幼なじみとして、そしてシェフ仲間として何かと構いにやってくる陽美。彼らの支えを得ながら、屋台はいつしかみんなの居場所となり、さまざまな物語が生まれていく。

 剛力演じる陽美は大人気のフレンチレストラン『ハルミ』のオーナーシェフ。翔太の幼なじみで、翔太の実家の近所にあるフレンチレストランの一人娘。フランスでの修業を経て帰国、都内に店を構えたところ瞬く間に話題の店になった。フランス時代は翔太と一緒にパリの1つ星レストランで働き、苦楽を共にした経験がある。翔太のシェフとしての腕を買っており、彼の事を常に気にかけている。料理の腕はピカイチで、SNSを駆使するなどプロデュース能力も高いというキャラクター。

 石田演じる輝元の母・真耶は泉楽寺の経理を担当するなど陰で切り盛りしており、輝元のほか、亡くなった長男と一人暮らし中の三男を育て上げた。長男を亡くした喪失感を抱えているが表に出さず、快活な母親として振る舞っている。突然、跡継ぎになることになった輝元の複雑な心情を理解しており、屋台をやると決めた輝元の背中を押す。屋台で調理に立つ翔太の姿に、長男の面影を重ねたりすることも。

 そして、竹中演じる輝元の父・輝徳泉楽寺の住職。僧侶として「人の気持ちを理解し寄り添うこと」を常に意識している。五戒を守るなど住職としての仕事には厳格だが、家庭人としては良き夫、良き父であり、輝元の「屋台をやりたい」という無茶な要望に平日の夜だけという条件付きで認める。日々精進料理しか口にしていないため、屋台から漂ってくるおいしそうな香りに悩まされることに。

 このほか、翔太と輝元の屋台に通う常連・岡部則夫役に津田寛治、泉楽寺の檀家で美食家の草加部晋役に鈴木慶一、屋台にあるレシピも持ってやってくるインテリアデザイナー・吉川美広役に黒谷友香、泉楽寺近くの高校に通っていた元球児の荒井純平役に波岡一喜が起用されている。

■出演者コメント

▼剛力彩芽

――オファーを受けた時の気持ちを教えてください。

素直にうれしかったです。ただ、ドラマのタイトルと設定を聞いた時に「お寺と料理が、どうつながるの?」「どんな話になるんだろう?」って…。台本を読んでいくうちに、人が生きていくうえで、すごく大切なことがたくさん描かれているなと感じ、この作品に参加することが、すごく楽しみになりました。

――役どころを教えてください。

神山智洋さん演じる翔太の幼なじみで、フレンチレストランのシェフ陽美を演じます。自分の意思があって、シェフとして力強い生き方をしていて、憧れというか、目指したい女性像です。料理が上手というのも、憧れですね。(笑)翔太には、幼なじみだけにいろんな思いがあります。ほっておけないというか、そばにいたいというか…。大切な人をどんな思いで見守っていくのか、そんなところも見ていただけたらうれしいです。

――料理にまつわる思い出を教えてください。

お弁当の玉子焼きですね。高校時代、母が毎日お弁当を作ってくれたのですが、お手伝いとして、姉妹で一品ずつ作ることになったんです。初めて玉子焼きを作ったら、すごく上手にできて、「彩芽上手!私よりおいしい」と母に言われて。そこから3年間、ほぼ毎日、玉子焼きを作っていたので、思い入れのある料理です。

――神山さんと、中村さんの印象を教えてください。

すごく面白いコンビだなと感じています。撮影の合間に話をしている時は、友達みたいな感じなのに、お芝居に入ると既にバディ感がすごくてすてきな2人だと思っています。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

「お寺と料理と屋台」という異色なものがそろっていますが、ドラマをご覧になったら、「嬉しくてハッピーな気持ちになる料理」を考えるきっかけになると思います。そして美味しいごはんを食べに行こうとか、大切な人とごはんを食べに行こうとか、料理を通して人の大切さとか心のあり方みたいなものを感じてもらえるドラマだと思いますので、ぜひ楽しみにしてください。私はシンプルに、レシピを盗んでいこうって思っています。(笑)

▼石田ひかり

――オファーを受けた時の気持ちを教えてください。

実は私、リアルに寺の嫁なんです。なので、「ついに来たか!」「ついに来たぞ!」と思いました。ただ次男の嫁で、年に数回お手伝いに帰れるかなというぐらいで、全然戦力になれていないので、真っ白な気持ちで挑みたいと思ってます。

――役どころを教えてください。

男の子三人のお母さんです。寺の人間として生きていくという使命も抱えながら、息子たちにとって最善の道を歩めるよう、必要なところで背中を押してあげる、いろんなことを考えている母親ですね。寺は、いろんな人が出入りしますし、いろんな人生が交わるところでもあると思います。そこをうまくつないでいくのが、この真耶さんなんだろうと思っています。

――屋台にまつわる思い出はありますか。

9歳から12歳まで、台湾の台北で過ごしていました。台湾では、屋台が人々の食事を支えているんです。とても美味しくて、日常に溶け込んでいるんですね。だから「屋台」と聞くと、そんな風景を思い出します。私は本当に食べることが好きなので、こういう深夜のおいしいもののドラマは大好きです。

――神山さんと、中村さんの印象を教えてください。

お2人とは初共演で、新しい現場が始まったなという気持ちです。家に帰ってテレビをつけると、お2人が歌っていたり、とてもお忙しいでしょう。体力的にも大変だろうと思いますが、しっかり頑張っているなと思います。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

寺の境内に屋台が出るというのは、どういう画面になるんだろう、私もとても楽しみにしています。いろんな挫折を味わったシェフと、人生に悩む寺の次男坊の掛け合いは見どころの1つですし、彼らと周りにいる人たちがどんな人間模様を紡ぐのか、楽しんでいただける作品にしていきたいと思っています。

▼竹中直人

――オファーを受けた時の気持ちを教えてください。

僕はどんな作品でも、あまり感想ってないんですよね。現場がどうなっているのか、現場でどんな人と出会えるだろうってことしかないので。結局、台本は台本でしかないし。やはり撮影は現場なので、どんな人と出会えるかしか考えてないですね。

――役どころを教えてください。

ものすごく律義なお坊さん…。律義なお坊さんっていうのも変な言い方ですが、すごくエッチなお坊さんとか、いろんなお坊さんを演じましたけどね。また全然違うタイプのお坊さんにはなると思っているんですが、共演者によって役も全然変わっていくし、監督の演出によっても変わってくるから、とにかく未知数の感じで、あまり固めずに、常にオープンな感じで現場に行こうと思ってますけどね。

――神山さんと、中村さんの印象を教えてください。

神山さんは、つい最近まで共演していたので、とても縁を感じますね。だから現場で「無茶苦茶にしてやる!」って思っています(笑)。剛力さんも一緒だったんです。「無茶苦茶にしてやる!」っていうのが、僕の深いところでの想いですね。石田さんには優しくしようと思っています(笑)。やはり大人の俳優というポジションですからね。まるでクラシック音楽のようなお芝居を、石田さんに投げかけていきたいと思っております。それもマーラーとかショスタコーヴィチとか、その辺の世界観で石田さんと絡めたらいいな、なんて考えておりますが、神山君はとにかく…、無茶苦茶にしてやる…。剛力さんも…、無茶苦茶にしてやる…、と考えております。中村さんは、柔らかくサーフボードのように接していきたいと思っております。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

やっぱり神山さんと中村さんのですね、二人のお芝居がこのドラマを支えていくと思うので、竹中直人という人間が、神山さんと中村さんのお芝居を見守りながら、どんな邪魔をするのか、邪魔をするのかしないのか、温かく見守るのか。さぁどっちなんだっていうところを期待しつつ、剛力さんのちょっと不可思議な魅力にも触れつつ、その剛力さんを私はどんなふうに谷底に突き落とすのか。そんなことを思いながら皆さんが見ていただけるとうれしいですね。そして石田さんとは滑らかな海のような…、「滑らかな海って、お前何のことだ?」、何ていうか凪いでいる海っていうかね、潮騒(しおさい)のようなお芝居を、石田さんと作れたらいいなと思います。
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