山田孝之&山下美月が実感を込めて語る 『名探偵コナン』が愛され続ける理由は「信頼」と「人」

『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』に登場する国立天文台野辺山宇宙電波観測所を訪れた(左から)山田孝之、江戸川コナン、山下美月

【画像】長野県・聖地巡礼密着取材写真
声優初挑戦となった山下は、事前にテレビアニメのアフレコを見学した時の印象が強く残っているそうで、「キャストの皆さんが本当にすごくて…。10人くらいいらしたのですが、流れを止めることなく台詞(せりふ)を交わして、テンポよく進んでいくんです。特に高山みなみさん。かわいいコナンくんの声から、推理モード、決め台詞まで、見事に使い分けていて、“これがプロの技か”と、感動しかなかったです」と話した。
一方、山田はほかの作品でアフレコの経験はあるが、改めて声優という仕事の奥深さを実感したと話す。「今回演じたキャラクターが、ひげボーボーでゴツい見た目だったので、声も低めに設定したんです。でも物語の中で感情が高ぶるシーンになると、どうしても声が上ずってしまって…。監督から『低いままでお願いします』とサラッと言われて、“出た、これは声優さんの領域だ…”って(笑)。何度も試しながら、監督の求めるトーンに近づけていきました」と振り返った。
国立天文台の巨大な電波望遠鏡は、劇中の印象的なシーンの舞台となっており、山下は「映画では『えっ、こんなことできるの!?』と驚くシーンの連続です(笑)。長野県警のメンバーが力を発揮し、チームワークで展開されるアクションは壮大で、本当にカッコいいんです」と興奮気味に語った。
山田は「天文台を訪れて実物を見たら、映画の中での被害総額を考えてゾッとしてしまうかもしれないですね。実際に訪れて、『うわ、これ壊れてたよな…』って映画と照らしあわせるのも面白いですよね」と、聖地巡礼の楽しさに目覚めた様子。
今作で劇場版初登場となる長野県警の3人(大和敢助、諸伏高明、上原由衣)も、2人に強い印象を残したようだ。
山田は「高明さんの声が良すぎて…ずっと聞いていたくなる(笑)。男とか女とか関係なく、“声に惚れる”ってこういうことなんだなと。もう何でもいいからずっとしゃべっていてほしい。高明ラジオ、やってほしいですね」と熱弁。
山下は「私は上原由衣さんがすごく印象的でした。敢助との関係が切なくて…大人の恋愛模様というか、ビターな部分もあって。でもそこがまた魅力的で、共感できるんですよね。ちなみに青山剛昌先生ってラブコメが大好きらしくて、私が出ていたドラマも毎週観てくださっていて、“早く付き合え!”って思いながら観てたそうです(笑)。あれだけトリックを考える頭でラブコメまで楽しんでるなんて、本当にすごいです」と話した。
山下が生まれる前から続いている『名探偵コナン』シリーズ。劇場版も今作で28作目となる。その“歴史”の長さに触れたとき、山田は「僕が小学生のときに始まって、観ていたんですが、大人になって仕事を始めてからは離れていて。でもその間に、劇場版の興行成績が右肩上がりに伸びて、社会現象になるほど成長していた」と驚きを語る。
『名探偵コナン』が多くのファンに愛され続ける理由は何だと思うかと尋ねると、それぞれが深い実感を込めて語ってくれた。
「街中にポスターが貼られていて、その写真を撮っているファンの方もよく見かけます。ファンの皆さんが“今年も絶対面白い!”と信じて待っているのが伝わってくるし、制作側もそれに全力で応えている。一方通行じゃなくて、ちゃんとギブアンドテイクの関係が築かれているなと感じます」(山下)
「『これ実写だったら予算三桁行くな』『実写では絶対、無理』って思うくらい、劇場版は壮大じゃないですか(笑)。アニメだからこそできる表現だし、きれいな景色や舞台も魅力的。それにやっぱり、推理を“観客も一緒に楽しめる”というのが、コナンの強みなんじゃないですかね。親子で観に行って、『あの人が犯人じゃない?』『あのシーン怪しくなかった?』って会話できる。そういう楽しさがあるから人気なんだと思います」(山田)
さらに、山下は「最初にゲスト声優のお話をいただいたときは、“私で大丈夫かな”という不安もあったのですが、アフレコ現場では皆さん本当に温かく迎えてくださって、的確にアドバイスをくださった。プロフェッショナルなところが、コナンチームの素晴らしいところ、“続く理由”は、やっぱり“人”なんだと思います」。
山田も「今回ゲスト声優として関わらせてもらって、改めて“いいチームじゃないとここまで続かない”って実感しました。関わる人全員がコナンを愛していて、その想いが作品に表れているんだと思います」と話していた。
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