赤沢亮正経済再生担当相は１８日、米国の関税措置を巡る日米交渉へのトランプ大統領の出席を、米国に向かう機上で知ったことを明らかにした。「全く知らない状態で搭乗し、パジャマの状態になっている時に外務省と経済産業省の幹部が私のところにすごい勢いで突っ込んできた。何が起きたんだろうと思った」と一報を知った瞬間を振り返った。

　１８日に自民党の小野寺五典政調会長と出演した党のインターネット番組で述べた。機内では、トランプ氏が自身の交流サイト（ＳＮＳ）で出席すると発信したという情報を同行した外務省、経産省の局長がパジャマ姿で赤沢氏に伝達。赤沢氏は「びっくりした」といい、２人の局長は「大変なことになってきました」と反応していたという。

　番組内で小野寺氏はトランプ氏と至近距離で会談し「圧を感じなかったか」と質問。赤沢氏は「すごく感じた。私から見たら大男なので、見上げてごあいさつした。今まであまり感じたことがないような圧を感じる状態だった」と述べた。【横山三加子、高橋祐貴】