おもちゃとベビー用品の総合専門店「トイザらス」は24日、「ポケモンカード」の抽選販売において当選リストの一部が不正取得および不正利用されていたとして謝罪した。

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　同社公式サイトでは「「ポケモンカードゲーム スカーレット&バイオレット 拡張パック ロケット団の栄光」抽選販売における当選リストの不正取得および不正利用について」と題した文書が掲載され、「当社店舗にて2025年4月18日から同年4月20日まで実施いたしました『ポケモンカードゲーム スカーレット&バイオレット 拡張パック ロケット団の栄光』の抽選販売におきまして、一部店舗で当選リストの一部が不正に取得および不正に利用されるという事案が確認されました」と報告。「販売にご参加いただきましたお客様にはご心配・ご不便をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

　また同事案について調査を行ったと伝え、「当選者情報の不正取得・不正利用があったのはトイザらス・ベビーザらス 福島店、いわき店、和歌山店、泉北ニュータウン店、松原天美店、貝塚店の6店舗で計17件が確認されました。うち2店舗では、店内カメラを確認したところ当選者リストが不正の目的をもった者によって無断で撮影記録され、不正取得者が当選者になりすまし購入した可能性があることが判明いたしました」と報告した。

　こうした事態を受け、「今回の件を当社の管理する個人データの漏えい問題と認識し、このたびの抽選販売時の当選者情報の安全管理体制不備を深刻に受け止め、再発防止に努めてまいります。当選者の皆様にはご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。また当社は本件につきまして本日個人情報保護委員会へ情報流出があった旨の漏えい報告を行いました」とした。

　再発防止策として、当選者情報の管理体制の強化・徹底を図り、当選者への商品引き換え時にはスターカード（ポイントカード）の提示と合わせて、顔写真付き公的身分証明書の提示をもって本人確認を実施するなど、商品引き換え時の確認体制の強化を図っていくとした。

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