トム・クルーズ最新作『ミッション:インポッシブル』カンヌで喝采、日本では「泣いた!」の声続…

2025/05/18 14:57 

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映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』を引っさげ「第78回カンヌ国際映画祭」に凱旋したトム・クルーズ

 フランスで開催中の「第78回カンヌ国際映画祭」(5月13日〜24日)の前半を最も沸かせたのは、トム・クルーズの帰還だった。メインストリート・クロワゼット通りにはファンが詰めかけ、トムはサインやセルフィーに快く応じる“神対応”で観衆を魅了。街中がトム一色に染まった。

【画像】カンヌ国際映画祭『M:I』チームのフォトギャラリー

 カンヌ映画祭への参加は、『トップガン マーヴェリック』(2022年)以来3回目。前回は名誉パルム・ドールをサプライズ受賞し、パンデミック後に映画界が回復した象徴とも言える作品となった。今回は、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が、約30年にわたるシリーズ史上初めて同映画祭で上映(アウト・オブ・コンペティション部門)されることになった。

 タキシードにトレードマークのティアドロップサングラス姿で登場したトム。クリストファー・マッカリー監督はシックなスーツ姿。サイモン・ペッグ(ベンジー役)はブローチをあしらったキュートなジャケットスタイル。ヘイリー・アトウェル(グレース役)は鮮やかな赤が目を引くボリューム感のあるドレス。ポム・クレメンティエフ(パリス役)は大胆でゴージャスなドレス。グレッグ・ターザン・デイヴィス(ドガ役)は黒と白を基調とした上品でスタイリッシュなウェア着こなし、レッドカーペットを彩った。会場の階段では40人編成のオーケストラが本作のテーマを生演奏するという特別な演出で華を添えた。

 上映後、場内は5分間に及ぶスタンディングオベーションに包まれ、監督のクリストファー・マッカリーは「観客の存在こそが、私たちが映画を作る理由です」と感無量の表情で語った。

 トムも「子どもの頃、カンヌでこのような瞬間を迎えることができるなんて夢にも思わなかった。30年間、このシリーズで皆さんに楽しんでもらえて本当に感謝しています」と感慨を述べ、監督や共演者と抱き合ってお互いを称え合った。

 その後、マッカリー監督のマスタークラスにもトムがサプライズ登場し、「未知の世界に挑むことを恐れない。それが僕の原動力」と語って、場内を大きく沸かせた。

 最新作『ファイナル・レコニング』は、前作『デッド・レコニング』(2023年)の数ヶ月後を舞台に、トム演じるイーサン・ハントとIMFチームが、世界を脅かすAI“エンティティ”を巡って冷酷な暗殺者と死闘を繰り広げる。

 今回もトムによる超人的スタントが満載。空中戦や潜水シーンなど、極限のアクションが次々に展開され、観客を釘付けにする。

 日本では17日から22日まで、全国47都道府県・388館で先行上映がスタート。SNSには「3時間があっという間」「まさにシリーズ最高傑作」「トム・クルーズにしかできない映画」と絶賛の声が相次いでいる。シリーズの集大成とも言える本作に、「泣いた!」というコメントも少なくない。

 カンヌでの喝采、そして観客の熱狂――『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が世界を虜にするのは間違いない。
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