カンヌで注目の新星・鈴木唯、早川千絵監督が一目惚れした天才少女の魅力に迫る

映画『ルノワール』6月20日公開 (C) 2025「RENOIR」製作委員会 / International Partners

【画像】カンヌで撮影された『ルノワール』チームのそのほかの写真
現地時間17日に行われたカンヌでの公式上映では、「鈴木唯がスクリーンを支配している」(Collider)、「ニューカマーである鈴木唯の演技がまばゆく美しい」(The Hollywood Reporter)、「彼女の演技に心を奪われる」(Deadline)と、海外メディアからも絶賛の声が相次いだ。
物語の舞台は1980年代後半の日本。闘病中の父と仕事に追われる母と暮らす11歳の少女・フキのひと夏を描いた物語。主人公・フキを演じたのが、新人ながら堂々たる演技を見せた鈴木。オーディションで選ばれ、撮影時11歳の鈴木は、昨年、俳優デビューしたばかりの超新星だ。
早川監督は、「絶対に妥協せずに“この子だ”と思える子を見つけるまで数百人と会うつもりだった」と語る。しかし、最初にオーディションに来たのが鈴木だった。「最初から“フキ”に出会ってしまった。この子がいたから映画を撮ると決心できた。脚本も彼女に合わせてどんどん変わっていきました」と、一目惚れだったことを明かしている。
また、彼女の自由で物怖じしない性格にもひかれたといい、「動物のモノマネが得意で、馬の鳴き真似をしてくれた時は、本当に心を奪われた。他にこんな人は会ったことがない」と回想。「誰とでもすぐに打ち解けられる唯ちゃんのおかげで、現場は終始明るく、楽しい雰囲気だった」と語っている。
彼女が演じるフキは、まっすぐに大人たちを見つめる視線、自然な躍動感、そして時折見せる寂しげな表情などを通して、観客の心を掴む“リアルな子ども像”を体現。
父親役のリリー・フランキーは、鈴木の一番の魅力について「表情」と語る。「思春期の時のいろいろな思いをくすぐる表情が映像に収められていること自体が貴重」と絶賛。母親役の石田ひかりも、「私たち大人ではできないお芝居をするので、日々うらやましく思いました」とコメント。大人たちからも賞賛される演技力を、鈴木は自然体で発揮していたようだ。
鈴木本人は「演じるとき、あまり何も考えていなかった」と話す。しかし、それは「フキちゃんは何も考えずに、感じたままに行動する子だから」と、キャラクターを深く理解した上での選択だったと明かす。演技に対する自然な感性と鋭い洞察力をすでに備えた鈴木唯。まさに、世界が注目するにふさわしい“逸材”だ。
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