日韓、4空港で専用レーン設置 6月に 双方の入国審査時間を短縮

2025/05/21 16:29 

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 日韓両政府は21日、過去1年間に1回以上入国した短期滞在渡航者を対象に、日韓の4空港で双方からの入国審査時間を短縮する専用レーンを6月に設置すると発表した。日韓国交正常化から6月22日で60年となるのを踏まえた措置。

 専用レーンが設置されるのは羽田第3ターミナル、福岡、ソウル・金浦、釜山・金海の4空港で、6月1~30日午前9時~午後4時。事前にオンラインで入国申告が必要。

 渡航先として日本人は韓国、韓国人は日本が1位で、昨年の相互訪問者数の合計は1200万人を超えたという。リピーターも多いため、今回の対応で入国審査の混雑を緩和し、両国民の交流を後押しする。7月以降の対応は未定。

 昨年9月の日韓首脳会談で入国審査の円滑化を検討することで合意しており、6月3日の韓国大統領選を前に実施を決めた。【田所柳子】

毎日新聞

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