ENBUゼミナールの卒業制作『ジンジャー・ボーイ』カンヌ国際映画祭「ラ・シネフ部門」3位入…

2025/05/23 12:34 

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第78回カンヌ国際映画祭「ラ・シネフ部門」で3位に入賞した『ジンジャー・ボーイ』チーム

 フランスで開催中の「第78回カンヌ映画祭」にオフィシャルセレクション「ラ・シネフ部門」に正式出品されていた田中未来監督作『ジンジャー・ボーイ』がTroisieme prix(第3位)に入賞した。

【動画】映画『ジンジャー・ボーイ』予告編

 ラ・シネフ部門は、世界中の646の映画学校から2679本の応募作品があり、その中から選ばれた16本の学生映画が上映された。

 16本の1本に選ばれた『ジンジャー・ボーイ』は、ENBUゼミナールの卒業制作として制作された作品。地方銀行の営業マンで急きょ東京への異動が決まった岸田と、東京でフリーターをしている高校時代からの友人・倉の、時間の流れとともに徐々に精彩を欠き、終わりゆく友情を繊細に描いた。

 田中監督は「この度、ラ・シネフで3位を受賞させていただき、夢のように感じます。世界中から素晴らしい作品が集まりっている中で、自分の作品がこのような評価をいただいたことを光栄に思います。この作品に出演していただいた俳優部、技術スタッフの皆さんが力を貸してくださった故の賞だと思っております。人が誰しも感じたことのあるような普遍的なメッセージを脚本に込め、観た人が人との関わりを見つめ直すような映画を作り続けていきたいです」とコメントを寄せている。

 同映画は、「MOOSIC LAB 2025」地方上映のラインナップの1本として5月31日、6月2日、5日に大阪シアターセブン、6月1日、9日に名古屋シネマスコーレ、6月28日に松本CINEMAセレクトで上映予定。また、来春に都内劇場で本作のほか田中監督の特集上映も企画されている。


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