ガザのパン屋、2カ月ぶりに製造も 再開できた店舗は「一握り」か
国連世界食糧計画(WFP)は22日、パレスチナ自治区ガザ地区で約2カ月ぶりにパン屋が製造を再開したと明らかにした。ガザ地区を封鎖してきたイスラエルが19日、約2カ月半ぶりに支援物資の搬入を容認。パン製造に必要な小麦粉などが届いたことで、パン屋の操業が可能になった。
ただ、イスラエル軍はガザ地区への攻撃を続けており、輸送ルートの安全が確保されていないなどの理由で、支援物資の配送は進んでいない。WFPは再開したパン屋は「一握り」だとしており、さらなる支援物資の搬入を求めている。
WFPやロイター通信によると、ガザ地区の中部と南部で、一部のパン屋が製造を再開した。近く北部のパン屋も再開予定だ。WFPは4月1日、WFPが支援するパン屋全25店が閉店に追い込まれたと発表していた。
一方で、支援物資を積んだ多くのトラックは今も、イスラエルとガザ地区の境界の検問所周辺に取り置かれたままだという。WFPの担当者は「飢餓を防ぐために、我々は時間との闘いの中にいる」と指摘した。
イスラエル軍は22日もガザ地区を攻撃。ガザ保健当局は22日、過去24時間で107人が死亡したと明らかにした。2023年10月の戦闘開始以来のガザ側の死者は、5万3762人になった。【エルサレム松岡大地】
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