木村文乃、血まみれ覚醒&田中樹は初の一人二役で“将軍・家光”に 『連続ドラマW I, KI…

2025/06/01 18:00 

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『連続ドラマW I, KILL』に出演する木村文乃 (C)WOWOW

 俳優の木村文乃とSixTONESの田中樹がW主演し、WOWOWと松竹・松竹京都撮影所がタッグを組んだ、初の完全オリジナル大型企画『連続ドラマW I, KILL』(毎週日曜 後10:00)において、後半の見どころと場面写真が初解禁された。

【動画】木村文乃&田中樹がサバイバルスリラーに挑戦「連続ドラマW I, KILL」ティザー

 天下分け目の戦い・関ヶ原の合戦から35年後、移り行く時代の中でようやく平和な世を取り戻しつつあった日本に突如現れた、人を襲い、喰らう化け物。「群凶(Gun-kyou)」と呼ばれるそれらが発生すると、幕府はひそかに討伐衆を派遣し、群凶とその地域を焼き払い隠蔽(いんぺい)していた…。

 「群凶」と呼ばれる怪物が襲い来る極限の世界の中で、母として血のつながらない娘・トキ(田牧そら)を守るために立ち向かう、元忍びのお凛を木村、人としての意識を保ちながら「群凶」になってしまった謎の男・士郎を田中が演じる。

 とある大きな深い後悔を抱え、忍びの頭領である母・氷雨(富田靖子)の元から逃げ出したお凛。忍びであった過去をひた隠しにし、医師・源三郎(高橋克実)の元でトキとともに暮らしていたが、群凶の出没によりその平和は脆くも崩れ去ってしまった。生き延びるために封印していた忍びとしての才を再び目覚めさせるが…。彼女に待っていたのは、非情な運命だった。修羅に覚醒するお凛の慟哭(どうこく)とアクションが見どころとなる。

 そして、後半のキーパーソンとして、絶望的な状況の中でお凛に多大な影響を与える人物・桜が登場。『SHOGUN』の演技で米放送映画批評家賞「クリティクス・チョイス・アワード」受賞など話題の穂志もえかが演じる桜は、女囚として幕府に捕らえられている。遠く離れた我が子を想う母でもある桜とお凛はともに心を通わせるのだが…。木村も一番心に残ったシーンとして挙げ、「桜とのエピソードがある/無いで、お凛の在り方が変わったと思います」と語った2人のエピソードに注目だ。

 また、木村はお凜について、「お凛は、家族や愛情にすごく飢えている人で、そんな人が普通の人になろうともがいているのかなと思います。(母である)氷雨に散々なことを言われても最後に憎み切れなかったり。人間として足りなかったパーツを、人の死や別れだったりつらい思いをしながら、取り返していく、知っていく。お凛の成長物語でもあると思います」と分析している。

 きょう1日放送・配信の第3話では、衝撃の事実が明かされる。これまで素顔が明らかになっていなかった将軍・徳川家光と、半群凶・士郎が瓜二つの容貌をしていることが明らかに。自らの過去やルーツを知るために旅をしている士郎だが、その謎が徐々に明らかになっていくのだ。なお、田中は一人二役に挑戦するのは、今回が初。将軍の衣裳をまとい、額から頭頂部にかけて髪を剃った「月代(さかやき)」姿を披露するのも初となる。

 田中は「家光と士郎は、育ってきた環境や、自分が背負っているものも真逆。所作やしゃべり方も違うので、非常に難しかったです。とあるシーンでは一人二役で大変苦労しました。きっと楽しんでいただけると思います」とコメント。印象深いシーンとして、「士郎と家光の対立するシーンは見どころです。真逆で全然違うキャラクターだけど、どこか通じるものがある。2人とも、立場も含めていわゆる“普通の人間”ではない。それなのに、その瞬間だけふと生まれた瞬間に戻るというか、人間に戻るという感じがありました。僕は演じていて、すごくその瞬間の2人に人間味を感じて、ほっとした気持ちになりました。こんなに早く観たいと思ったのは初めてというぐらい、演じ終わった今、早くそのシーンを観たいです」と手応えを明かしている。

 さらに、先週放送・配信の第2話では、山本耕史演じる十兵衛の正体が、柳生十兵衛であることが明かされた。柳生十兵衛と言えば実在した剣豪。片目に眼帯をした「隻眼の剣豪」のイメージが広く知られており、本作でも眼帯姿になるのだが……。数々の時代劇に出演してきた山本の華麗な剣さばきが堪能でき、士郎を演じる田中との壮絶な立ち回りも用意される。幕府の命により群凶討伐衆を率いている十兵衛だが、ひょうひょうとしていてどこかつかめない彼の目的はどこにあるのか。十兵衛の魅力的なキャラクターが、物語後半に強く活きてくる。

 なお、WOWOWオンデマンドでは今後もメイキングやキャストインタビューなど今作をより深く楽しむためのオリジナルコンテンツを順次配信予定としている。
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