『ウルトラマンオメガ』インタビュー 近藤頌利&吉田晴登&工藤綾乃から秘話が連続

2025/06/28 10:00 

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『ウルトラマンオメガ』に出演する(左から)工藤綾乃、ウルトラマンオメガ、近藤頌利、吉田晴登 (C)ORICON NewS inc.

 テレ東系6局ネットで日本時間7月5日午前9時から地上波放送される新テレビシリーズ『ウルトラマンオメガ』。ORICON NEWSでは、オオキダ ソラト/ウルトラマンオメガ役の近藤頌利(31)、ホシミ コウセイ役の吉田晴登(24)、イチドウ アユム役の工藤綾乃(29)にインタビューを実施。今の心境や『ウルトラマンオメガ』の出演秘話を語ってもらった。

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■感動あり、笑いありの出演秘話 近藤頌利の母の一言に笑顔

 ヒーローも怪獣も存在しない地球に、突然「ソラ」から落ちてきた宇宙人。それは、赤き宇宙ブーメラン「オメガスラッガー」をシンボルに持つ、“究極”の名を冠したウルトラマン。それまでの記憶を失った宇宙人「オメガ」は、地球人の姿で現れ、「ソラト」と名付けられる。「ソラト」は初めて触れ合う生命体である「地球人」を理解しようと、興味津々に人々を見つめる。ときに出現する巨大生物、ソラトの失われた記憶からよみがえる「怪獣」という言葉。次々と出現する巨大生物「怪獣」を目の前にして、無意識に使命感をかき立てられるソラトは“ウルトラマンオメガ”に変身し、シャープでパワフルな戦いを繰り広げる。

 一方、地球人も初めて遭遇する巨大生物と赤きスラッガーで戦う巨人が何者なのかを理解しようと、あらゆる視点からその姿を見つめる。やがて結ばれる「宇宙人と地球人」のバディ。ソラトと平凡な青年。見つめ合い響き合うバディの心を通して、「ウルトラマンがなぜ地球を守るのか?」の問いに迫る意欲作となっている。「今、目覚めの刻(とき)」。最新シリーズ『ウルトラマンオメガ』に注目だ。

――出演が決まった感想をお願いします。
【近藤】うれしかった反面、驚きました。「本当にやるんだ」と複雑な心情にはなりました。小さい頃から夢見たヒーローで、僕はやるんだろうなと思って俳優になりました。自信はあったんですけど根拠はなく。ようやく役者を始めて10年で1つの目標がかなった。その部分はうれしかったです。

【吉田】僕は正直実感がわかなかったです。事務所の社長に別の作品の本読みということで事務所に呼ばれて。2ページの台本だったんですけど、2ページ目の1番最後のせりふの部分に「ホシミ コウセイ役に決まりました」と書いてあって。粋なサプライズを仕掛けられて。何のことやら全然わかんなかったんですけど、少しずつわかってきて。募集要項の年齢だと最後のチャンスで、子役から活動してたんですけど今まで最後の2人や3人まで残ったオーディションの最終審査で落ちることが多かったんです。今回、この『ウルトラマンオメガ』のホシミ コウセイ役を勝ち取れて、今までの積み上げが報われたような気がして大号泣しました。

【近藤】俺は洗面所で歯を磨いてたら電話が来て知ったよ(笑)。

【工藤】私もあっさりでした。「決まりました」と来て「ありがとうございます」という感じで。でも、そのオーディション受ける前に、たまたま母親から小さい時の写真が送られてきていて。それが熊本にウルトラマンランドという場所があったんですけど、そこでウルトラマンと一緒に撮った2ショットで。オーディションの前日か、2日ぐらい前で。オーディションを受けていると知らせてなかったんで、すごく突拍子もないところからウルトラマンが出てきたと思って。オーディションに合格したと聞いて、「私はすごいウルトラマンとご縁があるのかな」と勝手に自分で思いました。母から送られた写真がもしかしたら受かった秘訣だったのかな。

【近藤】2人ともいいエピソード持ってるね!でも俺あった!当日に慕っている先輩の俳優さんから唐突に「元気か?頑張ってるか?」みたいな感じで連絡が来て。「今から俺、オーディションなんですよ!なんか元気出ました!行けそうな気がします」と返して。それで行けましたね。

――工藤さんは、その後にお母さんに連絡しましたか?
【工藤】はい。合格した後に連絡したら、たまたまウルトラマンランドの写真が出てきて「懐かしくない?」という感じで送ってきたそうです。「おめでとう」と言われました。

【近藤】僕のオカンは「今日から私はウルトラの母だわ」って来た(笑)。

【吉田&工藤】(爆笑)

【工藤】面白い!さすがすぎる!

【吉田】決まってからしばらく言えなかったんです。情報漏洩の対策で。初めて打ち明けたのは実家近くの回転ずし屋さんだったんです。周りにもお客さんがいて、あまり大きい声で言えなくて。ちょっとミニマムな報告にはなっちゃったんですけど(笑)。親はウルトラマンを通ってきていたので、すごく喜んでくれました。

――ウルトラマンオメガのビジュアルで好きなところは?

【近藤】赤は、もう僕の中では特殊な顔じゃなくなりました。なじみのある顔になっています。僕は背面が好きです。背中の模様がウルトラマンではなかなかないデザインだと思って好きです。赤にターコイズブルーも映えて秀逸だと思います。

【吉田】まずビジュアルがカッコいいのは前提として。放送見ていただいたら分かると思うんですけどオメガスラッガー外した後のギャップも好きです。オメガスラッガーを手に持って戦ったりするんですけど、その時の姿はオメガの別の一面を見ることができると思います。

【近藤】あと、横顔がイケメンなんです。僕はそれをずっと思っています。

【工藤】(オメガと目が合って)目がかわいい!よく見たらすごくキラキラしていて!

【吉田】胸のマークは誰も触れないんですか?

【近藤】(変身アイテムの)オメガスラッガーの展開した部分なんですよ!

【吉田】メテオカイジュウのコアでもありますよね。カラータイマーの中の渦を巻く模様もカッコいいですよね!

■1話目から見逃せないシーンのオンパレード それぞれのキャラクターの魅力も解説

――1話の冒頭でものすごいCGシーンがあります。
【近藤】「ウルトラマンは、こんなにも進化してるの!」と思いました。そもそも僕のウルトラマンの記憶が昔なのもあって。この仕事をするにあたって『ウルトラマンブレーザー』の1話を観たんです。その時にも「こんなにウルトラマンは進化してるんだ」と衝撃を感じて。それで『ウルトラマンアーク』も観て。それでも『ウルトラマンオメガ』のあの1話の冒頭は「段階飛びすぎじゃない?」というぐらいCG祭りだった。ちょっとびっくりしましたけど、迫力があってよかったと思います。宇宙空間を描くにはCGの方が描きやすい部分があっただろうから、ああなったと思うんですけど。

【吉田】映像美がすごくて、ハンパないですよね。本当に技術の進歩が素晴らしいなと思いました。でも、冒頭のシーンだけじゃなくて、変身のシーンでのCGや、特撮シーンだったり、僕が扱うレキネスたちカッコいいシーンが盛りだくさんです。

【工藤】「圧巻!」と思ったのが第1話の印象でした。それとは真逆の2人の掛け合いも、また面白くて。緩急があって素敵だな、と思いました。

――第1話は近藤さんの肉体美も見どころの1つだと思います。
【工藤】ありがとうございます!という感じです(笑)。すごくカッコいいなと思いました。

【吉田】人間じゃない感が漂っていました!

【近藤】あの時の肉体は、早朝にちょっとパンプアップさせたぐらいで。あれのためにめっちゃ鍛えたわけでなく。普段やってるぐらいでした。今の方が大きいですよ!

【吉田】『ウルトラマンオメガ』のイベントに来た方は肉体美をお楽しみに!

――メテオカイジュウのお気に入りポイントも教えてください。
【吉田】レキネスはすごく禍々しい見た目じゃないですか。でも人懐っこいんですよ。そのギャップも萌え萌えポイントなんじゃないかなと思います。ウルトラマンオメガとの共闘や戦っていくうちにいろいろな能力が明らかになります。そこもお楽しみに!

――アユ姉というお姉さん的な立ち位置になります。2人との関係性はいかがでしたか?
【工藤】アユ姉は自分の好きな生物や研究は大好きなので、そっちは真面目に頑張るんですけど、プライベートの会話になると抜けてる部分がある女性で。天然でウルトラマンオメガに気が付かないところは面白いところなんじゃないかなと思います。

――最後に自身の役の見どころと、作品の注目してほしいポイントを教えてください。
【工藤】この作品は、宇宙から来たソラトと人間が、どうやって怪獣と向き合っていく かを描いています。仲間の大切さなど、我々人間がステキな地球に住んでるんだよということを改めて感じさせてくれる壮大な物語だと私は思っています。ぜひ、見ていただけたらうれしいなと思います。役の見どころは、私自身は2人みたいに変身したり、メテオカイジュウと心を通わせて直接怪獣と戦うことはないんですけど、自分がやるべきこと、生物の分析だったり、怪獣との戦い方だったり、をすごく一生懸命考えて頑張っている姿は人間として1番心情が乗っかりやすい立場だと思います。なのでアユ姉の立場からも『ウルトラマンオメガ』を楽しめると思います!

【吉田】僕が演じるホシミ コウセイという役はいろんなことに興味を持って取り組むことができるんですけど、どれも長続きしない役で。自分のやりたいことは何だろうと模索してる、どこにでもいる青年です。そんな青年がソラトと、とある日に会って、同時に突然出現する怪獣に対して地球の平和を守るべく一緒に立ち向かっていく。白熱したバディとしてのバトルシーンは見どころです。僕が操るメテオカイジュウたちは、本当にいろいろ個性豊かで!一緒に戦ってくれる仲間と絆が深まるストーリーもありますので、ぜひそちらにも注目してご覧いただければと思います。作品としては、敵として怪獣をやっつけるだけではなくて、時には共存を考えたて、相手のことを理解する。あとは自分の演じるホシミ コウセイという役がやりたいことを探して自分を見つめ直す。ウルトラマンは、なぜ地球を守るのか。そういった壮大なテーマまであります。他のシリーズの根本にもつながるような部分もありますので、ぜひそこにも楽しんでみていただければと思います。子どもだけではなく、大人も楽しめる作品になってると思います。多くの方に届いてほしいと願っています。

【近藤】7月5日から放送ですけど、おそらく今年の夏もものすごく暑い夏になるんじゃないかなと思っています。その暑さに負けない赤いウルトラマンが、これから地球を救います。この『ウルトラマンオメガ』という物語には、情熱や愛、勇気だったり希望や夢など人間の心をすごくポジティブにする大事なメッセージが詰まってるなと思っています。この作品を見たらお子さんは立派な大人に成長するだろうし、もし何かに悩んでたりとか、悲しい思いがあった方が見たら少しでも勇気を与えれるようなえ作品になってると思います。キャスト、スタッフ一同が一生懸命この作品作りを頑張りました。たくさんの方に見ていただけたら、そして僕たちの思いが届いたらうれしいなと思っています。

■新ヒーロー【ウルトラマンオメガ】
主人公・オオキダ ソラトが変身する、赤き宇宙ブーメラン「オメガスラッガー」を操る光の巨人。記憶を失って地球に落ちてきたため、出自などの自身の過去などについては謎に包まれている。ソラトの意思に呼応して、その手に「オメガスラッガー」が出現。胸に輝くペンダント「オメガメテオ」を装填するとウイングが開き、まばゆい光に包まれて光の巨人へ変身する。変身後は、頭部に備えた赤き「オメガスラッガー」を武器に、切れ味鋭い、爽快な戦いを繰り広げる。ソラトの姿でもオメガの姿でも、誰かと向き合う時はまず、手のひらを相手に向けてじっと見つめ観測する仕草「オメガスコープ」(ティザービジュアルのポーズ)を取るのが特徴的。身長50メートル、体重5万トン。必殺技は、両手を組んで放つ「レティクリュート光線」


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