岩田剛典”イタい中学校教師”のぼやきが止まらない映画『金髪』特報映像解禁 白鳥玉季・門脇麦…

映画『金髪』(11月21日公開)(C)2025 映画「金髪」製作委員会

【動画】映画『金髪』特報映像
岩田が演じるのは、初挑戦となる教師役。爽やかで生徒に人気のある教師かと思いきや、年配の同僚教員に囲まれ、職場では「可愛がられる後輩キャラ」が板についてしまった30歳という、どこかイタい人物だ。
本作は坂下監督のオリジナル脚本による作品で、日本独特の校則問題や教師のブラックな労働環境、SNSやネット報道の暴走といった社会的テーマを背景に、大人になりきれない主人公が「金髪デモ」を起こす生徒たちに翻ろうされながら、自らがおじさんであることを自覚していく姿を、皮肉と愚痴と笑いを交えて描く新感覚コメディ。
坂下監督は『決戦は日曜日』(2022年)でも評価を受けたシニカルな視点で知られ、今回も人間の愚かさを笑いに昇華させる手腕に期待がかかる。脚本は、アジア最大規模の企画マーケット「香港アジア・フィルム・ファイナンシング・フォーラム(HAF)」IDP部門で非香港映画として大賞を受賞した企画をもとに練り上げられた。
解禁となった特報映像は、「これは金髪の話ではない、私の個人的な話だ」という主人公の独白から始まり、校則への抗議として突如始まる生徒たちの「金髪デモ」に翻ろうされる市川(岩田)の表情をシュールに映し出す。学校だけでは収まりきらない騒動はやがて世間を巻き込む大事件へと発展し、市川と生徒たちが迎える意外な結末が予感される内容だ。
岩田自身も「今まで演じた中でダントツでみっともなくてダサい主人公」と語っており、ぼやきながら右往左往するイタい教師像に注目が集まる。
共演には、岩田演じる市川のクラスで「金髪デモ」を主導する生徒・板緑役に、連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(NHK)でデビューし、映画『流浪の月』などでも注目された白鳥玉季。市川とは事件が起きる1年前にマッチングアプリを通して出会い、市川を支えながらも子供っぽい行動に違和感を抱き始める恋人・赤坂役には、『さよならくちびる』『あのこは貴族』などに出演する門脇麦。
そのほか、市川が職場内で唯一軽口を叩ける同僚・中本役に山田真歩、市川の大学の同級生で市川の良き相談相手・駒井役に田村健太郎、市川の恋人・赤坂の良き相談相手となる同僚・西原役に内田慈が名を連ねる。多彩なキャストによる人間関係のリアルな描写にも期待が高まる。
映画の公開に先駆けて幻冬舎文庫からノベライズ本が9月に発売されることも決定。Amazonなどで予約受付中だ。
■板緑役:白鳥玉季のコメント
台本を初めて読んだ時、「校則」をテーマに進んでいく物語につよくひかれました。私自身、校則に疑問をもった経験が少なかったので、ルールに対して真っ直ぐ向き合い、時に大胆に行動する勇敢な戦士のような板緑の姿に圧巻されました。全てが板緑の手のひらで踊らされているようにも思えるほど、魅力的なキャラクターを演じることができうれしく思います。
そんな板緑と、おじさん予備軍の少し情けない市川先生とのベストコンビにクスッと笑ったり、胸がじんわり温かくなる瞬間もあります。この作品を観た後、「校則」という言葉にちょっとだけニヤッとしてもらえたら、それだけで大成功です。ぜひご期待ください!
■赤坂役:門脇麦のコメント
私は数日の参加でしたが、監督が心から岩田さんの芝居を楽しみながら撮影している空気が心地よく、リラックスして撮影に臨めました。今まで演じてきた役の中で1番辛辣なことをたくさん言ったかもしれません。でも演じてても笑いを堪えるのが大変だったシーンもあるくらい坂下監督ワールド全開な作品になっております。岩田さんの翻ろうされていく姿は普段の爽やかさとはかけ離れてますが、どこかで魅力的です。ぜひ劇場でその姿を見届けてください。
■中本役:山田真歩のコメント
中学生の時、理不尽なルールがたくさんあったことを思い出しました。「どうして赤いゴムで髪を結っちゃいけないんですか?」「どうして尾崎豊のCDを下校放送で流しちゃいけないんですか?」。真剣にその理由を聞いても、先生たちは「中学生らしくないから」とか「ダメなことはダメだから」などと、本当に納得いく答えはくれませんでした。
岩田さん演じられる教師・市川が、職員室でも生徒たちにも追い詰められていく様子は可笑しくもあるのですが、ちょっと切なくもあります。かくゆう私も、面倒なことに巻き込まれないように傍観している教師・中本を演じながら、中学生の頃の自分から見て「恥ずかしい大人」になっていないだろうか?と不安にもなりました。
■駒井役:田村健太郎
子どもに金髪はダメという校則があるように、大人にも大人のたしなみとして見えない校則のようなものがあります。子どもも大人もなぜこんな決まりがあるんだろうと思うのは同じことで、その“なぜ”を考えていく先にしか、年齢も育った環境も違うあなたと私が通じ合える場所はないのかもしれません。
その交わった場所に行けたとき、大人も子どもも少しだけ“大人”になれるのかもしれないし、なれないかもしれない…どう思いますか?とスクリーンから尋ねられてるようなスリル。
坂下監督には、正解というニンジンを目の前にぶら下げられ、釣られて走っていたらまだ見ぬ別の光景を見せられた。憎らしい…。
岩田さん、自分のことをおじさんだと思っていないおじさんという役に爽やかさという劇薬をブレンドしてきて、その匂い立つ狂気と羞恥に38才の私は顔で笑って心は号泣完全KO…。みなさま、どうか劇場で確かめてみてくださいよ…。
■西原役:内田慈のコメント
門脇麦さん演じる赤坂美咲の同僚・西原を演じました内田慈です。
坂下雄一郎という人はものすごくヘンテコな人です。本人も作品も飄々として見えるけど、中はたぎっている、に違いない。社会(世界)に対して、人に、自分に対して。
私は坂下組には『ピンカートンに会いにいく』『決戦は日曜日』に続き、今作『金髪』で3回目の出演ですが、いつも坂下哲学が徹底されていて、魅了されます。彼の目線から見る世界、そしてそれを表現にするときの温度感が私はとても好きです。
門脇さんとのやりとりがとても楽しかったです。すごくフラットな方で、撮影の合間も沢山おしゃべりをしました。その距離感が、うまく画に(役の関係性に)乗っかってるといいなぁ。
撮影監督の月永雄太さん(『決戦は日曜日』も)のカメラワークもお楽しみに!
お客様が、クスクスと笑っていたら「あ…!」と刺さっちゃう瞬間を、今から想像してニヤニヤしています。
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