自民に否定的コメントは最多63% YouTube動画で各党分析

2025/07/17 18:00 

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 参院選を巡り、各政党のYouTube動画に付いた視聴者のコメントを調べたところ、否定的な内容の割合が最も高いのは自民党だった。動画配信支援会社「エビリー」(東京都渋谷区)が同社の分析ツール「カムイトラッカー」で集計した。

 YouTubeの各政党の公式チャンネルで、参院選公示日の3日から11日までに投稿された動画を調査。それぞれ最も再生回数が多い動画に付いたコメントについて、ポジティブ(肯定的)かネガティブ(否定的)か内容を分類した。

 石破茂首相(自民党総裁)が「日本を動かす。暮らしを豊かに」とキャッチフレーズを述べる動画は、2番目に多い1660のコメントが付いたが、63・6%が否定的だった。この動画のコメント欄は16日時点で閉じられている。他に否定的なコメントの割合が肯定的を上回ったのは社民党(52・9%)だけだった。

 参政党の神谷宗幣代表の演説を基にした「皆さんに気持ちと想いを繋ぎたい」と題された動画は最多の1775のコメントが付き、81・6%が肯定的だった。れいわ新選組は山本太郎代表が出演する政見放送の動画に3番目に多い1257のコメントが付き、73・4%が肯定的だった。

 肯定的なコメントの割合が最も高かったのは国民民主党の95・5%で、148のコメントが付いた。玉木雄一郎代表が移動中の車内で菓子の「ハッピーターン」を食べるプライベート感のある動画だった。【田中裕之】

毎日新聞

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