“聖地”大阪松竹座閉館に悲しみの声 帝国劇場に続き…「私たちの青春」「寂しい」

2025/08/28 17:15 

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大阪松竹座 (C)ORICON NewS inc.

 松竹は28日、建物諸設備の老朽化に伴い、大阪松竹座の興行を2026年5月公演をもって終了し、その後、地下店舗も含めて大阪松竹座ビルを閉館すると発表した。これにともないSNSでは、長く同劇場で公演を行ってきた関西ジュニアのファンを中心に悲しむ声が広がっている。

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 道頓堀エリアにある大阪松竹座ビルは、1923年(大正12年)に活動写真館(映画館)として開業、97年(平成9年)には演劇の劇場として新開場し、多彩な興行を続けてきた。関西初の本格的な洋式劇場であり、ネオ・ルネッサンス様式の特徴的な正面ファサードで、空襲も乗り越えるなど、道頓堀のシンボルの一つとして愛されてきた。

 特にSUPER EIGHTやWEST.、なにわ男子、Aぇ! groupと関西発グループがデビュー前から公演を続け、現在も関西ジュニアが数多くこの劇場に立つなど“聖地”として愛されてきた。SNSでは「大好きな会場だった」「私たちの青春」「聖地がひとつなくなるのは寂しい」と反響が寄せられた。

 また現在、東の“聖地”でもある東京・帝国劇場が建て替え工事のため、閉館中ということもあり「思い出がたくさんの場所が無くなるの耐えられない」「帝劇もなくなり、松竹座もなくなってしまうのは大変悲しい」「ショックすぎる…」と惜しむ声も相次いでいる。
ORICON NEWS

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