Snow Man佐久間大介&バナナマン日村、ユニクロの“30億円赤字事業”に戦慄 人気の秘…

2025/10/05 06:00 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

4日放送『サクサクヒムヒム』に出演した(左から)佐久間大介、日村勇紀(C)日本テレビ

 9人組グループ・Snow Manの佐久間大介とお笑いコンビ・バナナマンの日村勇紀がMCを務める、日本テレビ系『サクサクヒムヒム ☆推しの降る夜☆』(毎週土曜 後11:30)が、4日に放送された。

【番組カット】サングラスが決まってる!笑顔をみせる佐久間大介&日村勇紀

 同番組は、普段からあらゆることに興味津々なMCの佐久間と日村が「いま日本中で推されているもの」がなぜそこまで推されているのか、自由に調べて、聞いて、時には脱線しながら世界中のあらゆる“推し”の魅力を学ぶ“推しトークバラエティー”。今回は日本が誇る世界的カジュアル系ファッションブランド「ユニクロ」を深掘り。ユニクロの魅力を教えるキャラクター“おしつじさん”は、“日本で一番ユニクロを買っている男”を自称するユニクロ研究家のMB氏と、乃木坂46・久保史緒里が担当した。

 ユニクロは1984年、カジュアル衣料品店として広島市の裏路地で『UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE』として産声をあげた。セレクトショップとして、NIKEやadidasなども取り扱っていたという。その後、徐々に自社製品の比率を高めていき、現在のオリジナル商品のみを扱う形にたどり着いた。

 そして、98年に首都圏初の店舗を原宿にオープンさせると、同時期に“フリース”が発売され、ユニクロの名が世に知れ渡った。フリースは当時、アウトドアブランドの得意分野で1万円以上が相場だったが、ユニクロは1900円という超低価格で売り出した。当時、数万枚売れればヒットといわれていたアパレル業界の中で、2600万枚の販売を記録。社会現象になった。

 しかし、ユニクロは一大ブームが巻き起こった反動に悩まされることに。あまりにもポピュラーになりすぎたため、「ユニバレ」(ユニクロを着てるのがバレる)という不名誉な言葉が生まれ、ユニクロを着ていると恥ずかしいというような空気感も広まってしまった。

 不名誉な烙印を押されたユニクロだが、ラグジュアリーブランド・JIL SANDERでおなじみのデザイナーであるジル・サンダー氏とユニクロがコラボした「+(プラス)J」というシリーズの誕生が契機となった。セーターやジャケットなどの商品を販売し、空前の大ヒットとなった。素材に対して究極のこだわりを持ち、妥協を許さないその姿勢から“鉄の女”の異名を持つジル・サンダー氏が、“量販店の象徴”だと思われていたユニクロとタッグを組んだことに、アパレル業界は騒然となった。

 “フリースフィーバー”でユニクロが湧いていた99年に中途採用で入社し、ユニクロの新たな目玉となる新企画が求められていた柚木氏は、とんでもない企画を考えた。それは“ユニクロで野菜を売る”というもの。事業が始まったものの、たった1年半で野菜事業は約30億円の大赤字に。佐久間は「やばすぎるだろ! 損害が!」と戦慄。日村は「やっぱいろいろ迷ってたんだね、ユニクロもね」と、ユニクロ史上最大の失敗に同情する表情を浮かべた。

 紆余曲折あったユニクロだが、その魅力はリーズナブルさだけではない。ユニクロは尋常ではないレベルのこだわりを持ち、ディテールまで妥協を許さない姿勢で商品開発を進めている。たとえばパーカでは、裏側だけ素材を変えて乾きやすくするような工夫をしたり、フードを二重にし、立体的なフォルムを演出したりしている。サングラスでは、日本人でもかっこよく着用できるように、ノーズパッドを低い位置につけるといった工夫も。ほかにもユニクロの商品開発には細かいこだわりやアイデアが盛り込まれている。

 こうして現在の地位を築き上げたユニクロ。その人気を加速させたのが、オリジナルの1着が作れるサービス「UTme!」である。佐久間と日村は、互いに写真を撮り合い、その場でオリジナルTシャツを制作して交換することに。完成品を着て登場した瞬間、胸に大きくプリントされた互いの顔を見て大爆笑。「やっぱもう、お互いに性格出ますよね!」と佐久間もご満悦だった。
ORICON NEWS

エンタメ