首位→残留争いに…「ぶれた」アビスパ福岡 原点回帰で5連敗脱出

2025/10/04 21:35 

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 ◇アビスパ福岡1―0横浜FC(4日・ベスト電器スタジアム)

 クラブ史上初の首位に立ったのも今は昔。残留争いに巻き込まれた福岡が、原点回帰で連敗を5で止めた。

 試合終盤でも前線からプレスをかけて攻撃に転じる戦い方で、春先に7戦負けなしと好調。しかし、9月のセ大阪戦で4失点して2連敗すると、築き上げた根底が揺らいだ。

 失点を防ぐため、後ろに人数をかけ、前線からの連動した守備が減った。悪循環に陥り、金明輝監督は「僕自身がぶれていた」。

 この試合では「ストロング(ポイント)を出していこう」と原点に立ち返った。選手同士の距離感がよく、セカンドボールを回収する回数は増えた。

 後半6分、CKから最後はMF湯沢聖人が左足で蹴り込んで決勝点を挙げた。「勝てないうちに自信がなくなり、歯車が狂った。はっきりした戦い方をして自信を持っていこうと意思統一した」と湯沢はチームの変化を語る。

 8試合ぶりの勝利は前に進むための自信になる。【丹下友紀子】

毎日新聞

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