フィギュア・垣内珀琉 足首捻挫でジャンプ跳べずも出場 近畿選手権

2025/10/04 14:22 

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 フィギュアスケートの全日本選手権予選となる近畿選手権が4日、京都府宇治市の木下アカデミー京都アイスアリーナであり、男子ショートプログラム(SP)で11月のグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯(11月7~9日、大阪府門真市)にエントリーしている垣内珀琉選手(ひょうご西宮FSC)は25・59点の14位で5日のフリーへ進んだ。

 演技後は右足首に氷のうを当て、座りながらの取材対応となった。垣内選手は「もどかしさもあるんですけど、今はまだ我慢だなって」と、この日の演技を振り返った。

 4日前、4回転ルッツの練習で着氷した際に右足首を捻挫。その影響で靴を履くことさえ痛い状態だった。3本跳ぶことができるジャンプは1本も跳べず、スピンも簡易的なもので、採点された要素はステップのみ。それでもSP、フリーともに滑りきれば全員が全日本選手権へと続く西日本選手権に進出できるエントリー数だったことから強行出場となった。

 シニア初の国際大会となった9月の木下グループ杯では、初々しい演技で11位。この結果で、NHK杯の追加出場の枠をつかみ取った。

 5日のフリーでも同様の演技になる見込み。「本当だったら跳んだり、もっときれいに踊って皆さんを喜ばせたいが、今回はそれができず悔しい気持ちもある」と胸の内を明かしながらも、「NHK杯で元気な姿をお見せできるように頑張りたい」と幼少期から憧れる大会へ向けて力を込めた。【倉沢仁志】

毎日新聞

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