青木崇高、亡き祖父がいた1972年の沖縄舞台のドラマ出演に感慨 役作りは「この顔なので8割…

2025/10/06 18:40 

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沖縄のドラマ出演に感慨にふけった青木崇高 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の高橋一生、青木崇高、平山秀幸監督が6日、都内で行われたWOWOWのドラマ『連続ドラマW 1972 渚の螢火』(19日スタート、毎週日曜 後10:00、全5話 ※第1話無料放送)の完成報告会に登壇。青木が本作の役作りと、本作への思いを明かした。

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 青木は高橋と平山監督とともに登場し、「ハイサイ!」と元気よくあいさつ。役作りについて聞かれると、「この顔なので、8割くらいは仕上がっているのかなと思うんですが」とニヤリとしつつ、当時の沖縄を取り巻く問題や事件についてはよく調べたといい、「自分の言葉で話せるようにしました」と振り返った。

 また、沖縄には「10代から行っていて、友達もいる。痛快なキャラクターが友達にいて、そういう人のエッセンスを抽出しました」と明かした青木。最後のあいさつでは、「生まれる前に亡くなったじいちゃんが、当時沖縄にいたんです」と告白。「縁があるなと思いつつ、こういう作品に携われてうれしいです」と笑顔を見せていた。

 本作は、2021年に『インビジブル』で「第23回大藪春彦賞」を受賞し、「第164回直木賞」候補となった坂上泉氏の同名小説を原作にしたクライムサスペンス。舞台は1972年、本土復帰を間近に控えた沖縄。米占領下のドルから円への切り替えを目前にしたある日、現金を輸送していた銀行車両が襲撃され、100万ドルが強奪される事件が発生する。当時、円ドル交換は琉球政府の重要事業であり、日本政府やアメリカ政府に知られれば重大な外交問題に発展しかねない。琉球警察は事態を極秘裏に解決するため「特別対策室」を編成し、復帰まで残り18日という期限の中、事件解決に奔走する。

 高橋は、特別対策室の班長・真栄田太一を演じる。石垣島出身で東京の大学を卒業後に琉球警察に入署したエリートだが、地元署員から「ないちゃー(本土の人間)」と揶揄(やゆ)され、自らのアイデンティティに葛藤する役どころ。高橋にとって本作が連続ドラマW初主演となる。青木は、特別対策室メンバーの1人であり、真栄田の高校時代の同級生でライバル心を抱く捜査一課班長・与那覇清徳役を務める。

 本作の第1話は、WOWOWでの無料放送のほか、「WOWOW」YouTube公式チャンネルでも無料配信される。
ORICON NEWS

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