党四役に女性起用案、外相に茂木氏で調整 自民・高市新総裁

2025/10/06 11:18 

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 自民党の高市早苗総裁は、自身が首相に選出された際の閣僚人事で外相に茂木敏充前幹事長(69)を起用する調整に入った。また、党役員人事では政調会長や選対委員長など党四役で女性を起用する案が浮上している。関係者が6日、明らかにした。

 茂木氏は4日投開票の党総裁選に立候補。1回目の投票で5人中最下位に終わったが、決選投票で麻生太郎元首相と行動をともにし、高市氏を支持したとみられる。2019年から約2年間、外相を務めた。

 第2次安倍政権下では経済再生担当相、外相として第1次トランプ米政権と日米貿易交渉を合意させるなど、交渉力の高さで定評がある。第2次トランプ政権との間でも関税協議など政策課題がある中、茂木氏を起用することで外交体制の強化を図る狙いがあるとみられる。

 高市氏はこれまでに、麻生氏の義弟の鈴木俊一総務会長(72)を幹事長に起用する方針を固めている。

 高市氏は6日午前は東京・赤坂の衆院議員宿舎にとどまり、引き続き党・閣僚人事を構想したとみられる。7日に新執行部を発足させる予定だ。【高橋祐貴、森口沙織】

毎日新聞

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