池井戸潤氏の小説『俺たちの箱根駅伝』、連続ドラマ化決定「もう2度と、こんな小説は書けない」…

『俺たちの箱根駅伝』ドラマ化決定(C)日本テレビ

【写真】箱根駅伝の実景…『俺たちの箱根駅伝』ドラマ化決定
小説『俺たちの箱根駅伝』が描くのは“箱根駅伝”の裏側。日本の正月の風物詩が題材であり、最初の構想から実際に執筆にとりかかるまで、池井戸氏はかなりの年月を要した。特に難しかったのは「箱根駅伝に出場するチームをどう描くか」という点。架空の大学名だけを並べてもそこに感情移入は難しいが、大学名だけ借りて勝手な物語を描くことはできない。その狭間に行き詰まりながらも取材を重ねること十余年、2021年に『週刊文春』で連載がスタートした。
どん底から勝利を目指す大学陸上競技部のランナーと監督、箱根の走りを生中継するテレビ局員、それぞれの熱意、プライド、駆け引き、思惑といった箱根のレースのように予測不可能なドラマが臨場感たっぷりに描かれていく。池井戸氏が本作を描くきっかけになったという、中継ポイントの中で「小涌園前」だけが旅館の実名である理由や、生中継の現場で代々受け継がれている「放送手形」など、胸が熱くなる箱根駅伝のトリビアに加えて、青山学院大学ほか箱根駅伝常連校も実名で登場することで、先の読めない展開に一層の臨場感が加わり、読む者の心をたぎらせ、熱い涙を誘う。
「もう2度と、こんな小説は書けないでしょう」と自身も振り返る、池井戸氏渾身の小説『俺たちの箱根駅伝』を原作に、関東学生陸上競技連盟の全面協力を得て、同局がドラマ『俺たちの箱根駅伝』を送る。
【池井戸潤氏コメント】
『箱根駅伝』の中継ポイントは地名で呼ばれるのに、なぜ「小涌園前」だけが地名ではなく施設名で呼ばれるのか。こんな小さな疑問が、上下巻に及ぶ膨大なストーリーと人間ドラマに発展するとは思いませんでした。
ランナーとして、またそれを支える側に回って「箱根」に賭ける学生たちの情熱、タスキへの思い。その映像をリアルに届けようと奮闘するテレビマンたちの執念。いかにエンタメとはいえ、迂闊に手を出せない真剣勝負をどう小説に落とし込むのか。書きたいと思ってから、実際に書き上げるまで、気がつけば何年もの月日が流れていました。
学生ランナーはもとより、『箱根駅伝』に関わるすべての人たちへのリスペクトを胸に、彼らに負けない熱量をもってひたすら書いた、まさに渾身の一作です。視聴者の皆さん、そして読者の皆さんも、ひとりのランナーとなってタスキを繋(つな)ぐ友情と信頼、そして意地と執念がぶつかり合う全十区、217.1キロを駆け抜けてください。もう2度と、こんな小説は書けないでしょう。
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