82歳・桂文枝、イベント前にPET検査「落語家として全うしたい」 健康法明かす

2025/12/12 14:07 

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イベント前にPET検査をしたと明かした桂文枝 (C)ORICON NewS inc.

 落語家の桂文枝(82)が12日、都内で「桂文枝 新春特撰落語会2026」取材会を実施。PET検査を受け、万全の状態で落語会に向かって臨んでいることを明かした。

【写真】元気な笑顔を見せた桂文枝

 1966年に五代目桂文枝に入門し、2012年7月六代桂文枝を襲名した文枝は、落語家60年目に突入した。文枝は「落語家として入りましたから、落語家として全うしたいということで、落語の仕事を中心にやらせていただいております。ラジオ、テレビもやっていますが、仕事の中心を落語に置き始めた年ぐらいから、かなり物忘れが激しくなってきました」と近況を報告。「若いころはけいこをしなくても入ったのですが、若いころよりはかなりけいこしないと、ということで。一番けいこして充実している」と語った。

 続けて、「桂文枝 新春特撰落語会」に向けて、文枝は「82歳になりましたので、僕もこれからがひとつずつ勝負です。落語を途中で忘れないようにしっかりとけいこをして臨みたいと思います」と気合十分。さらに、「脳の中にたまっているごみ(異常タンパク質など)がないかの検査(PET検査)を受けてきました。この日のために」としつつ、「ただ、まだ結果は聴いていない」と苦笑いを浮かべ、場を和ませた。

 さらに、活躍を続けるための健康法を問われると、「ないです」と答えつつ、「お酒たばこはやらない」ときっぱり。「何かあったらすぐに病院に行きます。知り合いのお医者さんは多いです。糖尿病、歯医者、眼医者、耳鼻咽喉科。年に2回は1泊で検査しております。病気になるのは一番怖いので」と話した。

 「桂文枝 新春特撰落語会」は、今回で21年目を迎える高齢イベント。2026年1月10日、11日の2日間4公演にわたって、東京・有楽町朝日ホールで開催する。340作を超える創作落語の中から、今回は三枝時代(1980年代~から2000年初頭)の代表作を口演する。

 「効果音の効果は効果的だったかどうか」(1983年)、「涙をこらえてカラオケを」(1989年)、「背なで老いてる唐獅子牡丹」「2003年」、「赤とんぼ」(2007年)より、各公演2演目口演する。「新しいネタは次の機会に」と、今後への期待も高めた。
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