織田裕二「身体に鞭打って頑張る」真冬ロケへ 『アンダークラス』で宮内ひとみと刑事コンビ

2026/02/16 12:24 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

織田裕二

 織田裕二が主演する特集ドラマ『アンダークラス』が、2026年秋冬にBSP4K・BSで放送予定であることが16日、発表された。2023年に放送され、派遣労働会社の闇に鋭く迫った『ガラパゴス』の続編で、織田演じる窓際刑事・田川信一が再び社会の巨悪に挑む。

【写真】共演の宮内ひとみ

 舞台は雪荒ぶる秋田県能代市。施設入居者の老女が近隣の水路で遺体となって発見され、ベトナム人見習いヘルパーのアインが容疑者として浮上する。アインはかつて外国人技能実習生として神戸の縫製工場で働いていたが、劣悪な労働環境に耐えかね失踪した過去を持つ。東北に流れ着いた後、重篤ながんを患う老女に請われ「自殺をほう助した」と自供するが、捜査に加わった田川は遺体の「手」に疑問を抱く。

 物語は「誰が下層(アンダークラス)なのか。決めるのは金か。いや、人としての矜持だ」という問いを軸に展開。昔気質の刑事・田川と宮内ひとみ演じる木幡のコンビが、ネット通販覇者の多国籍IT企業の闇へと迫るヒューマンミステリーとなる。

 田川を演じる織田は、前作について「日本企業の闇が描かれておりショッキングだった」と振り返り、「窓際刑事の田川が再び戻ってくる。木幡はどうしているんだろう」と続編への思いを語る。前作が真夏の沖縄や名古屋、三重で撮影されたのに対し、今回は真冬の秋田と神戸が舞台となり、「撮影は過酷だろう(笑)。気心知れたスタッフたちと身体に鞭打って頑張ります」と意気込みを示した。

 原作の相場英雄は、構想を練り始めたのは約7年前だと明かし、「〈近未来で起きて欲しくない事〉を描いてきたが、本作も同様で、現在の日本社会は作家の想像よりもはるかに痛んでしまった」とコメント。「直視したくないヒリヒリした現代の世相を、多くの視聴者に突きつけてもらいたい」としている。

 演出の若松節朗は、日本の豊かさが揺らぐ現実を背景に「私たちの心に刀を突き刺すような現実、この構造はどんな未来へ向かっているのか、見届けていただきたい」と呼びかける。制作統括の八木康夫も「富める者はますます富み、貧しいものはますます貧しくなる」と格差拡大に触れ、「外国人の協力なくしては、やっていけないこれからの日本。一人でも多くの視聴者にご覧いただきたい」としている。

 全2回で放送予定。原作は相場英雄、脚本は戸田山雅司、音楽は住友紀人。出演は織田裕二、宮内ひとみほか。社会の分断と格差を背景に、刑事コンビがたどり着く真実に注目が集まる。
ORICON NEWS

エンタメ