食品成分として世界初、タンパク質「ラクトフェリン」で"のど”の細胞活性化を確認

2026/03/23 18:12 

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ラクトフェリン

 ラクトフェリンは、牛乳や涙液、唾液などに含まれるタンパク質で、粘膜を保護する役割を持つとされてきた。これまで経口摂取により呼吸器や胃腸の症状軽減が示唆されていたが、のどに存在する免疫細胞への影響は明らかになっていなかった。今回、森永乳業と旭川医科大学との共同研究で、口蓋扁桃に着目し検証を行った。

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 研究では、摘出した口蓋扁桃から免疫細胞を取り出し、牛乳由来ラクトフェリンとともに培養。その結果、免疫の司令塔とされるpDCの活性化が確認され、抗ウイルス作用を持つIFN-αやB細胞活性化因子の産生が促進された。これにより、周辺の免疫細胞が活性化し、ウイルス感染抑制への関与が示唆された。

 さらに、B細胞では抗体IgAの産生が促進され、粘膜での異物付着を抑える可能性が示されたほか、品質の低い糖鎖異常IgAの産生は抑制された。また、感染細胞を攻撃するキラーT細胞の活性化指標も上昇し、複数の免疫機構に作用することが確認された。

 のどは食品成分が消化されず直接作用し得る部位だが、これまで研究は限られていた。今回の成果により、ラクトフェリンは腸だけでなく、より上流ののどから免疫を調節し、呼吸器や胃腸の健康維持に寄与する可能性が示された。

 同社はラクトフェリンを60年以上研究しており、今後も研究を進め、健康への貢献を目指すとしている。
ORICON NEWS

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