天守からの眺め、胸に刻み 「閉城」の広島城、最後の内部公開

2026/03/23 11:45 

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 広島城天守(広島市中区)が22日、最後の内部公開を終えて「閉城」した。広島のシンボルを最後に見ようと、多くの入場者でにぎわった。

 広島城は、戦国武将の毛利輝元が1589年に築城を始めたとされる。1945年の原爆投下によって倒壊し、58年に鉄筋コンクリートで再建された。

 歴史資料を展示する博物館として利用されていたが、広島市が2019年度に調査したところ、震度6強~7程度の地震で倒壊する恐れがあることが分かった。閉城した後、当面は天守を取り壊さず、広島市が木造復元を検討している。

 この日は、天守内部に入るために長蛇の列ができた。福岡県糸島市から訪れた台湾の留学生翁吟青(おうぎんせい)さん(19)は「ニュースで閉城することを知り駆けつけた。広島の人とともに歩んできた建物の内部を見ることができなくなると思うと残念だ」と話した。【井村陸】

毎日新聞

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