日経平均が一時2500円超下落、円安も 財務官「万全な対応とる」

2026/03/23 10:53 

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 連休明け23日午前の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は大幅続落した。前週末終値からの下げ幅は一時、2600円を超えた。取引時間中としては1月5日以来、約2カ月半ぶりに5万1000円を割り込んだ。

 午前10時現在は前週末比2651円安の5万721円53銭。

 トランプ米大統領がイラン国内の発電所を攻撃すると警告し、実行された場合、イランはホルムズ海峡を完全に封鎖すると表明した。イラン情勢の緊迫化を受け、投資家はリスク回避の姿勢を強め、東証プライム上場銘柄の9割以上が値下がりする全面安の展開になった。

 原油価格が高騰して世界的にインフレ(物価上昇)が進んで企業の輸送などのコストが膨らみ、消費も冷え込むとの懸念から株安が加速した。

 23日の東京債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが一時2・320%まで上昇(債券価格は下落)した。1月21日以来約2カ月ぶりの高水準。インフレ懸念から国債売りが優勢となっている。

 また、23日午前の東京外国為替市場の円相場は対ドルで円が売られ、1ドル=159円台半ばで推移した。中東情勢の悪化で「有事のドル買い」が続いており、原油価格高騰によって米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に利上げするとの見方が市場で強まり、ドルが買われている面もある。

 原油高や円安を受け、財務省の三村淳財務官は23日、「原油先物市場における投機的な動きが為替市場にも影響している。為替が国民生活や経済に与える影響も踏まえ、いかなる時もあらゆる方面で万全な対応をとる」と警戒感を示した。【古屋敷尚子、山下貴史】

毎日新聞

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