異例の二つのチームで甲子園 帝京長岡の川村光翼 センバツ

2026/03/23 09:09 

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 春夏通じて初出場のチームに甲子園大会の経験者がいる。

 第98回選抜高校野球大会第5日の23日、一般枠で唯一の初出場となる帝京長岡(新潟)は1回戦で東北(宮城)と対戦する。

 帝京長岡の背番号「10」の川村光翼(こうすけ)選手(3年)は2024年夏の甲子園大会で、木更津総合(千葉)の背番号「19」としてベンチ入りを果たした。出場機会はなかったものの、1年生ながら甲子園の土を踏みしめた。

 その後、25年1月に帝京長岡に転校。この日の東北戦は「3番・右翼」で先発メンバーに名を連ねた。異なる2チームで甲子園に出場する珍しいケースとなった。

 日本高校野球連盟の「大会参加者資格規程」では、転校した場合、原則1年間は公式戦に出場できないと規定されている。

 川村選手は昨秋の公式戦にはベンチ入りする資格がなく、今春の選抜大会が帝京長岡での「公式戦デビュー」となる。

 長打力や強肩が持ち味の外野手で、大会直前の練習試合では上位打線で起用されてきた。

 川村選手は「みんなに甲子園に連れてきてもらったので、みんなに感謝しかないし、今大会は自分が活躍してチームを勝たせたいと思っています」と意気込んでいる。

 二つのチームで甲子園大会に出場したのは、1917年夏に広島商、22年夏に神戸商(兵庫)の選手として出場し、後にプロ野球の阪急でプレーした浜崎真二(故人)らの例がある(当時の大会名称は全国中等学校優勝野球大会、会場は鳴尾球場)。【長宗拓弥】

毎日新聞

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