さくらバレー男子 清風、連覇へ カギを握る「意識改革」
私立高の強豪バレーボール部が一堂に会する「第31回全国私立高校男女バレーボール選手権大会」(愛称・さくらバレー)が24日に開幕する。前回大会の男子優勝校・清風(大阪)は、エース・西村海司選手(2年)ら前年の主力が多く残る。連覇のカギを握るのは、選手一人一人の「意識改革」だ。【橋本陵汰】
前回大会で「全員攻撃」をテーマに掲げた清風。司令塔のセッター・森田陸選手(3年)が多彩な攻撃パターンを展開し、伊藤匠太朗選手(3年)や西村選手らも攻撃に絡むバレーで他の全国大会も含め、初めての「全国制覇」をさくらバレーで成し遂げた。山口誠監督は「レベルの高いチームの中での優勝は、選手たちにとっても自信になった」。今年1月の全日本高校選手権(春高バレー)でも準優勝。頂点へあと一歩に迫った。
今大会は前回の優勝を経験したメンバーが多く残り、連覇への期待も膨らむ。ただ、チームはその現状を楽観はしていない。それは、今春卒業した先輩たちの存在が大きかったと感じているからだ。先輩たちは、最上級生として練習の準備や片付けなどに率先して動き、後輩たちの気の緩みを指摘する「嫌われ役」も買って出た。現在チームを引っ張る澤田侍弦(じげん)主将(3年)も「(先輩に)甘えて何もやってこなかったから、今が大変です」。山口監督も「コート外で支えてくれた。影響力はすごく大きかった」とその存在の重要さを認めている。
選手たちの意識も変わり始めている。エースの西村選手は、これまで先輩たちの支えの中でのびのびしていたが、「今年は自分がチームを勝たせる」と語る。きっかけは、春高バレーの決勝戦。マッチポイントの場面で得点を決められずに優勝を逃した。そのときの悔しさを胸に、現在は後方からの高いトスを打ち切る練習に磨きをかけている。澤田主将は「3年生が上級生としての自覚を持つことで連覇が見えてくる。(主将として)コート内でも声をかけて支えたい」と意気込んだ。
新チームにとって、全国の舞台での最初の力試しはまもなくだ。
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