夜ドラ『ラジオスター』第4週突入 海野リクト役・甲斐翔真が今後を予告「止まっていた時間が動…
夜ドラ『ラジオスター』より(C)NHK

俳優・福地桃子が主演を務めるNHKの夜ドラ『ラジオスター』(総合 月~木 後10:45~11:00)は、きょう20日から第4週に突入する。海野リクト役・甲斐翔真のオフィシャルコメントが届いた。
【場面カット】カナデ(福地桃子)とリクト(甲斐翔真)の切ない2ショット
同作は、地震で被害を受けた石川・能登を舞台に、大阪からボランティアでやって来た主人公・柊カナデ(福地)が臨時災害放送局(災害FM)のラジオでパーソナリティーとして奮闘する姿を描く。名もなき市民がスターになっていく、ノンストップエンターテインメントドラマ。全32回/8週。
■海野リクト(うみの・りくと)/演・甲斐翔真
高校卒業まで能登で育ち、その後、夢を追って大阪に住んでいた過去がある。現在は、実家の銭湯を手伝うために、地元に戻っている。素人だけでつくるラジオ放送に対して懐疑的で、カナデ(福地桃子)には特に冷たい態度をとる。
――ロケで能登に滞在中、たくさん散歩をされたとうかがいました。どんなことを感じましたか?
普段から、他の作品でもなるべく舞台地に行って歩いてみるようにしているんです。「土地が人を作る」「土地はうそをつかない」ということを、僕は信じているので。このドラマに参加するならまず能登を知って、能登を好きになるということがいちばん大事だと思いました。そして、地震から2年が経っても、まだまだ復興が進んでいない現状に触れたことは、リクトの役作りにおいて欠かすことのできない体験でした。
散歩しながら地元の皆さんと触れあって、何よりも感動したのが「人間力」。滞在中、とあるお店の大将がおっしゃった「『被災者』という言い方が好きじゃない」という言葉が忘れられません。自分たちは「被害者」じゃない、「頑張っている人」なんだと。受け身ではなく自ら行動して、今を生きている。そんな皆さんの思いを、僕たちはこの『ラジオスター』というドラマで伝えていく責任があると心から感じました。
――かつて大阪でお笑い芸人をしていたリクト。しかし発災後、避難所でネタを披露して人々を笑顔にすることができなかった体験がトラウマになっていることが、第3週で明かされました。難しい役どころですが、どのように役作りをされましたか?
芸人を志しただけあって、本来のリクトはちゃんとポジティブさも熱さも持っている人なんだと思います。その一方で、リクトはネタを書く側なので「笑い」を分析して、論理的に考える人でもある。だから、他の人の笑いに厳しい(笑)。リクトの役作りでは、いわゆる「センス系」と呼ばれる何人かの芸人さんを参考にさせていただきました。
大阪にいた頃のリクトは、笑いに関してそれなりに自信もあったと思います。ところが能登に帰ってきて、避難所でみんなを勇気づけようと思いネタを披露したところ、空回りして、人を傷つけてしまった。「生きるために、お笑いなんて必要ない」という、ひとつの現実を突きつけられてしまったんです。これまで真剣に笑いに向き合い、笑いで世界を変えられると信じてきたリクトにとって、この体験は絶望に近いものだったのだと思います。自分のアイデンティティーが完全否定され、信じていたものが音を立てて崩れたとき、人はどうなってしまうのだろう、ということを想像しました。
――そんなリクトが「ラジオスター」を通じて、だんだんと心を開いていきます。ラジオはリクトにとってどんな存在だと思いますか?
ラジオって、誰かに話しかける、もしくは聴く場所でありながら、自分と対峙する場所でもあると思います。話す側はついつい本音がこぼれるし、マイクに通した声をヘッドホンで聴くと話に集中できて、いつも以上に考えが深まり、自分と向き合うことができる気がしました。そういう力がラジオにはあると思います。
災害で大切な人を亡くした方、家を失ってしまった方がたくさんいる中、リクトは何かを失ったわけではありません。ですが、さまざまな被災の仕方があって、このドラマの登場人物たちのバックグラウンドも、苦しみも、人それぞれです。リクトの避難所での「自分自身が踏みにじられてしまった」ような体験も、見方によっては間接的な被災、心の被災と言えるのかもしれません。ずっと心の置き場所が見つからなかったリクトがラジオに参加することで、前を向くための最初の小さな一歩を踏み出せたのかな、と思います。
――第3週では多田(大八木凱斗)とリクトの関係性も描かれます。振り返って、印象的なシーンはありますか?
リクトと多田は小さい頃から一緒にいるけれど、性格は真反対。多田は天然で見ていておもしろいです。リクトは基本的に何に対してもツッコミをしていたいような人なので、ツッコミ要素満載の多田といると自然体でいられます。
印象に残っているのは、多田が「リクトなら、ラジオの構成書けるんじゃないけ?」「お笑い芸人やっとってんし」と、芸人であった過去をみんなにバラしてしまうシーン!ラジオはいやってあれだけ言っていたのに(笑)。でもそれだけ、多田がリクトに強い信頼を寄せているということだと思いますし、2人の関係性の深さがよく伝わってくる場面でもありました。
――第4週以降のドラマの見どころと、視聴者へのメッセージをお願いします。
「ラジオで笑いを届けたい」という松本(甲本雅裕)の強い意志と、メンバーたちに引っ張られるうちに、ついにリクトもラジオに参加することになりました。ラジオを通していろんな人の人生に触れながら、リクトの止まっていた時間が動き出します。リクトがあらためて「笑い」にどう向き合っていくのか、どう影響されて、迷い、進んでいくのかを楽しみに見ていただけたらと思います。
【場面カット】カナデ(福地桃子)とリクト(甲斐翔真)の切ない2ショット
同作は、地震で被害を受けた石川・能登を舞台に、大阪からボランティアでやって来た主人公・柊カナデ(福地)が臨時災害放送局(災害FM)のラジオでパーソナリティーとして奮闘する姿を描く。名もなき市民がスターになっていく、ノンストップエンターテインメントドラマ。全32回/8週。
■海野リクト(うみの・りくと)/演・甲斐翔真
高校卒業まで能登で育ち、その後、夢を追って大阪に住んでいた過去がある。現在は、実家の銭湯を手伝うために、地元に戻っている。素人だけでつくるラジオ放送に対して懐疑的で、カナデ(福地桃子)には特に冷たい態度をとる。
――ロケで能登に滞在中、たくさん散歩をされたとうかがいました。どんなことを感じましたか?
普段から、他の作品でもなるべく舞台地に行って歩いてみるようにしているんです。「土地が人を作る」「土地はうそをつかない」ということを、僕は信じているので。このドラマに参加するならまず能登を知って、能登を好きになるということがいちばん大事だと思いました。そして、地震から2年が経っても、まだまだ復興が進んでいない現状に触れたことは、リクトの役作りにおいて欠かすことのできない体験でした。
散歩しながら地元の皆さんと触れあって、何よりも感動したのが「人間力」。滞在中、とあるお店の大将がおっしゃった「『被災者』という言い方が好きじゃない」という言葉が忘れられません。自分たちは「被害者」じゃない、「頑張っている人」なんだと。受け身ではなく自ら行動して、今を生きている。そんな皆さんの思いを、僕たちはこの『ラジオスター』というドラマで伝えていく責任があると心から感じました。
――かつて大阪でお笑い芸人をしていたリクト。しかし発災後、避難所でネタを披露して人々を笑顔にすることができなかった体験がトラウマになっていることが、第3週で明かされました。難しい役どころですが、どのように役作りをされましたか?
芸人を志しただけあって、本来のリクトはちゃんとポジティブさも熱さも持っている人なんだと思います。その一方で、リクトはネタを書く側なので「笑い」を分析して、論理的に考える人でもある。だから、他の人の笑いに厳しい(笑)。リクトの役作りでは、いわゆる「センス系」と呼ばれる何人かの芸人さんを参考にさせていただきました。
大阪にいた頃のリクトは、笑いに関してそれなりに自信もあったと思います。ところが能登に帰ってきて、避難所でみんなを勇気づけようと思いネタを披露したところ、空回りして、人を傷つけてしまった。「生きるために、お笑いなんて必要ない」という、ひとつの現実を突きつけられてしまったんです。これまで真剣に笑いに向き合い、笑いで世界を変えられると信じてきたリクトにとって、この体験は絶望に近いものだったのだと思います。自分のアイデンティティーが完全否定され、信じていたものが音を立てて崩れたとき、人はどうなってしまうのだろう、ということを想像しました。
――そんなリクトが「ラジオスター」を通じて、だんだんと心を開いていきます。ラジオはリクトにとってどんな存在だと思いますか?
ラジオって、誰かに話しかける、もしくは聴く場所でありながら、自分と対峙する場所でもあると思います。話す側はついつい本音がこぼれるし、マイクに通した声をヘッドホンで聴くと話に集中できて、いつも以上に考えが深まり、自分と向き合うことができる気がしました。そういう力がラジオにはあると思います。
災害で大切な人を亡くした方、家を失ってしまった方がたくさんいる中、リクトは何かを失ったわけではありません。ですが、さまざまな被災の仕方があって、このドラマの登場人物たちのバックグラウンドも、苦しみも、人それぞれです。リクトの避難所での「自分自身が踏みにじられてしまった」ような体験も、見方によっては間接的な被災、心の被災と言えるのかもしれません。ずっと心の置き場所が見つからなかったリクトがラジオに参加することで、前を向くための最初の小さな一歩を踏み出せたのかな、と思います。
――第3週では多田(大八木凱斗)とリクトの関係性も描かれます。振り返って、印象的なシーンはありますか?
リクトと多田は小さい頃から一緒にいるけれど、性格は真反対。多田は天然で見ていておもしろいです。リクトは基本的に何に対してもツッコミをしていたいような人なので、ツッコミ要素満載の多田といると自然体でいられます。
印象に残っているのは、多田が「リクトなら、ラジオの構成書けるんじゃないけ?」「お笑い芸人やっとってんし」と、芸人であった過去をみんなにバラしてしまうシーン!ラジオはいやってあれだけ言っていたのに(笑)。でもそれだけ、多田がリクトに強い信頼を寄せているということだと思いますし、2人の関係性の深さがよく伝わってくる場面でもありました。
――第4週以降のドラマの見どころと、視聴者へのメッセージをお願いします。
「ラジオで笑いを届けたい」という松本(甲本雅裕)の強い意志と、メンバーたちに引っ張られるうちに、ついにリクトもラジオに参加することになりました。ラジオを通していろんな人の人生に触れながら、リクトの止まっていた時間が動き出します。リクトがあらためて「笑い」にどう向き合っていくのか、どう影響されて、迷い、進んでいくのかを楽しみに見ていただけたらと思います。
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