『機動警察パトレイバー』押井守監督がまさかのクレジットで登場 “無許可”疑惑に出渕裕監督「…

2026/04/24 07:15 

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『機動警察パトレイバー EZY File 1』完成披露舞台あいさつに登壇した(左から)出渕裕監督、上坂すみれ、戸谷菊之介、千葉繁 (C)ORICON NewS inc.

 人気アニメ『機動警察パトレイバー』シリーズの完全新作『機動警察パトレイバー EZY File 1』(5月15日劇場公開)の完成披露舞台あいさつが23日、都内で行われ、久我十和役の上坂すみれ、天鳥桔平役の戸谷菊之介、斯波繁男(シバシゲオ)役の千葉繁、出渕裕監督が登壇。これまで本シリーズを描いてきた押井守監督がまさかのクレジットでエンドロールに登場することが明かされた。

【写真】「スーツだとどっちから足出せばいいかわからない」と笑いを誘う千葉繁

 舞台あいさつでは、登壇者それぞれの本シリーズへの思いや、キャラクターについてや注目ポイントについてトークが繰り広げられた。監督は「今回の作品はとにかくエンディングも最後まで席を立たずに見てほしい」とアピール。絵コンテを特撮監督・樋口真嗣氏に任せた予告編について「上がってきたらどっかで観たことあるな…って」とつぶやくと、意図に気付いた登壇陣と客席から笑いが漏れた。続いて出渕監督は、押井監督の初実写作品『ケルベロス・サーガ』のオマージュが盛り込まれ、樋口氏が「これしか思いつかなかったんですよ」と答えたことを明かした。

 押井監督には「樋口くんがこれをやっちゃったんですけど、この予告編いいですか?」と人づてに伺いを立てたところ、「しんちゃんがやりたいならいい」と許可があったといい、「承諾していただいて、だからエンディングには実は最後の方に押井さんの名前も入ってるんですよ」とニヤリ。

 そのクレジットは「予告編承諾」だとし、「ありえない肩書き」と笑いを誘いつつ、さらにそこには「今回再出発にあたってHEADGEAR(ゆうきまさみ、出渕裕、伊藤和典、高田明美、押井守)のメンバーの名前をエンディングに全員載せたかった」と込めた思いも明かした出渕監督。

 「クレジットを入れることは承諾してもらってるんですか?」と聞かれると、「それは知らない!」とキッパリ。笑いが起こる中、「見たら『お前な!』って言われるかもしれないけど、実際承諾してもらったんだから、それは入れないとまずいじゃないですか」と主張していた。

 『機動警察パトレイバー EZY』は、新たな第二小隊にとって最大の危機が訪れる物語。2017年に制作を発表し、2022年にパイロットフィルムをイベントにて公開。2024年9月に「2026年プロジェクト始動」を発表したシリーズの新作アニメーション作品で、第1話~第6話は1話完結のオムニバス形式、第7話・第8話は連続したストーリーとなる。

 1990年代末、汎用人間型作業機械<レイバー>は社会のあらゆる分野へと進出した。だが同時にレイバー犯罪も増加、警視庁はこれに対抗すべく特殊車両二課を創設。通称、特車二課パトロールレイバー中隊「パトレイバー」の誕生である。時は流れ、AIによる自動化が進む2030年代の日本。人間搭乗型の(レイバー)は自立型ロボットに代替が進み、時代遅れとなりつつあった。だが時代が変わろうとも、特車二課の仕事は変わらない。第二小隊は “AV-98Plus イングラム”とともに、知恵と勇気で新たなテクノロジー犯罪に立ち向かう。

 File 1(第1章:第1話~第3話)が5月15日、File 2(第2章:第4話~第6話)が8月14日、File 3(第3章:第7話、第8話)が2027年3月に公開される予定で、シリーズの完全新作は2016年公開の『機動警察パトレイバーREBOOT』以来、10年ぶりとなる。

 『機動警察パトレイバー』は、1988年4月にオリジナルビデオアニメとして制作。舞台は20世紀末の東京で、胸に桜の代紋が輝く警視庁のロボットが、街中を闊歩する世界。そこでイングラムと呼ばれるロボットに搭乗し、犯罪者に立ち向かう特車二課の隊員の活躍を描いた物語。OVA、劇場版、コミック、テレビアニメと次々にヒットを記録し、現実世界が作品世界の時間軸を追い越した現在でも数多くのファンに愛され続けており、押井守氏の監督・脚本で実写化もされた。
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