落ちたツバキが“阿波踊り”の踊り手に変身、「花びらが笠のように見えた」「躍動感がある」と驚…

2026/04/24 07:20 

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落ちたツバキの花でつくった阿波踊りを踊る人/inori(@kusabanaasobi)さん提供

 ツバキの葉や花びら、茎を巧みに使い、完成したのは――なんと“阿波踊りを踊る人”。「ツバキの落ちた花で阿波踊りを踊る人をつくりました」というXの投稿が大きな反響を呼び、「センスの塊」「美しい」「躍動感がある」と称賛の声が相次いでいる。この作品を手がけたのは、『New草花あそび研究所』の所長として植物を使った“草花あそび”を広めるinoriさん(@kusabanaasobi)。身近な草花から生まれる独創的な発想は、どこから来ているのか。草花あそびを始めたきっかけとともに、創作の源泉を聞いた。

【動画カット】本当にツバキだけで作れる? ”阿波踊りの踊り手”になるまで

■「花びらの特徴を活かせた」 カギっ子時代の想いを救い上げた草花あそび

――ツバキの落ちた花で作った阿波踊り人形の投稿が話題となっていますが、実際に反響を受けてどのような印象をお持ちでしょうか。

「躍動感があるというコメントをいただきました。花びらが反っているこの花の特徴が活かせてよかったです」

――今回「ツバキの花」で「阿波踊りを踊る人」を作ろうと思った経緯について、どのような流れだったのでしょうか。

「ツバキの落ちた花では、おかっぱ頭の着物の女の子をよく作っていました。この花は芯が細く、おかっぱ頭には向かなそうだったので、どうしようかなと思っていたところ、花びらが笠のように見えたので、笠をかぶらせることにしました。すると、花の特徴から勢いよく踊っているようになりました」

――この「ツバキの花による阿波踊りを踊る人形」のイチオシポイントや、個人的にお気に入りのポイントがあれば教えてください。

「笠の角度です。徳島出身の友人から阿波踊りを踊っている写真を見せてもらったことがあり、その時、うなじ側が高く上がった笠の被り方がとても美しかったので、その姿を意識しました」

――『New草花あそび研究所』の所長として、さまざまな植物を活かしたエンタメを生み出していらっしゃいますが、こうした取り組みを始めようと思った原体験はどのようなものだったのでしょうか。

「子どもの頃から草花あそびは大好きでした。ですが、東京で育ったので、草花あそびの本に載っている植物を見つけられないことや、カギっ子だったので、キリや竹ひごなどの道具が使えず、遊べないものがも多くありました。

 私がオリジナルの草花あそびを始めたのは、ちょうど10年前の春、庭の“ナガミヒナゲシ”がきっかけでした。“ナガミヒナゲシ”は様々に遊ぶことができ、それがきっかけでオリジナルの草花あそびを考えるようになりました。そして、子どもの頃の経験から、なるべく誰でも見つけられる身近な植物一種類で、道具を使わずにつくるということを心がけました」

■植物をみて考えるのは「この可愛さをどうしたらもっと堪能できるのか」

――これまでに作られた作品の中で、特にお気に入りのものはありますか。

「たくさんありますが、ヤブツバキで作るおかっぱ頭の着物の女の子は完成度が高いと思います。公園や街路樹でよく植えられているスズカケノキの実で作るハリネズミは外側の硬い種をとげ抜きで(道具を使うものは、草花工作とよんでいます)抜くことで、中のフワフワを出すことができました。また、ホトケノザの花を逆さに見るとネズミに見えるなど見るだけの遊びや、ハナニラの花を指でつまんで、少し動かすだけで踊っているようになる、つまむだけ遊びなど簡単な遊びも気に入っています」

――今後挑戦してみたいことや、植物を活かした作品をどのように広めていきたいか、夢やビジョンがあれば教えてください。

「いつも、その時出会った植物の「この可愛さをどうしたらもっと堪能できるだろう」と思って遊び方を考えていますので、これからもそんなふうに遊んでいきたいです。活動としては、昔、児童・幼児教育に関わっていたこともあり、学校や幼稚園の先生方などに草花あそびをお伝えしていきたいです」
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