【Netflixワンダーフールズ】パク・ウンビン、“目を開けたまま死ぬシーン”に自信 『ウ…
Netflixシリーズ『ワンダーフールズ』に出演するパク・ウンビン

【場面ショット】『ワンダーフールズ』でコメディエンヌの才能も見せたパク・ウンビン
今回、自由奔放すぎる主人公のウン・チェニを演じたパク・ウンビン、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』でパク・ウンビンとタッグを組み一大ブームを巻き起こしたユ・インシク監督にインタビューを実施。再タッグの感想や役作り、見どころや演出のポイントについて語ってもらった。
――『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(2022年)以来の再タッグに高い期待が寄せられています。本作は、前作とはジャンルも雰囲気もガラリと変わりますが、ユ・インシク監督はパク・ウンビンさんのどのような部分に期待してチェニ役をオファーされたのか、パク・ウンビンさんはチェニや作品全体のどのような部分に魅力を感じて出演を決意されたのか。再タッグが実現した経緯についてお聞かせください。
ユ・インシク監督:まず、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』を撮った時、パク・ウンビンさんの力量に心から感嘆しました。パク・ウンビンさんならどんなジャンルの作品でもこなせるだろうと期待していました。特にウ・ヨンウというキャラクターを演じるには、暗記力や演技力が大事なのはもちろんのこと、大きな勇気が必要でしたので、とても意志が強く勇敢な俳優だと思っていました。また、本作に登場するパク・ウンビンさん演じるウン・チェニは後先を考えずに行動する大胆で勇敢なキャラクターで、彼女はそんなウン・チェニのキャラクターにぴったりだろうと思いました。パク・ウンビンさんは思っていた以上のコメディエンヌです。
パク・ウンビン:ありがたいことに、第59回百想芸術大賞で『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』がテレビ部門大賞をいただき、その授賞式で感想をお話しした時にも言及しましたが、ユ・インシク監督は灯台のような方でした。どこに進んでいけばよいか分からず途方に暮れた時、いつも「こっちに来ればいい」と道を明るく照らしてくださるので、どんな作品でも、監督に対する揺るぎない信頼が土台としてありました。そしてもう一度、監督と作品でご一緒したいという気持ちが強かったです。台本もとても新鮮で衝撃的な場面もあり、奇抜に感じられる魅力が十分あったので、監督ともう一度タッグを組みたいと思いました。
――役作りの際にキャラクターの特徴を書き記した「考えのノート」を作られていますが、今作で演じたチェニについてノートにどのようなキーワードを書かれましたか?印象に残っているキーワードと、チェニを演じるために特別に工夫・準備したことを教えてください。
パク・ウンビン:序盤でチェニのことを深く知るにつれて、チェニはブレーキが故障した、ひねくれた子どもみたいなキャラクターだと思いました。監督は覚えていらっしゃるか分かりませんが、監督と話し合いをしていた中で記憶に残っていることがあります。監督は、「チェニがこんなキャラクターだったらいい」とおっしゃったんです。つまり、誰かがめちゃくちゃなヘアスタイルをしてきた時、善意で「大丈夫だ」と言ってあげるキャラクターではない。チェニはもしかしたら明日死ぬかもしれないので、「大丈夫じゃないということを教えてあげるキャラクターでなければいけない」と。
(ユ・インシク監督に)監督、そうおっしゃいましたよね?
「相手を気遣って善意から言わずにいる言葉もチェニは隠さず、言いたいことを全部言えば悔いなく死ねると思っている。そんな考え方の持ち主だ」と監督がおっしゃったのをよく覚えています。超能力を使う役は初めてだったので、これまでしたことのない経験がたくさんできました。監督のおかげで今現在、韓国にあるワイヤーの種類は全て使ったと思います。今では、ほとんどのワイヤーをいとも簡単に操れるように鍛えてくださったので、価値のある経験ができました。私は普段、運動をしませんが、撮影現場では何が何でも運動するしかありませんでした。今はとても健康です。
――ウン・チェニとして、大胆に振り切っている演技が印象的でした。注目してほしいシーンや、心に残っているシーンを教えてください。
パク・ウンビン:劇中、私が死ぬシーンが何度かあり、中でも目を開けたまま死ぬシーンがあります。演じるのは難しかったのですが、出来上がった映像を見たら、我ながらうまく死ねていました。なぜ監督が現場でモニターを観ながら喜んでいらっしゃったのか後になって知りました。それなりにうまく死ねていたので満足しています。
――アクションコメディを念頭に視聴したら、ミステリー、スリラー、パニックなどさまざまな要素が凝縮されていて、良い意味でのギャップに引き込まれました。特に、コメディシーンとグロテスクでシリアスなシーンのコントラストが印象的で、緩急が魅力的でした。多彩な要素をまとめることや緩急など、演出においてどのようなポイントを重要視されましたか?
ユ・インシク監督:コミック・アドベンチャーというジャンルを掲げていることからも分かるように、本作は基本的に楽しくなければいけないと思いました。私が考える楽しさとは、例えば、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアトラクションに乗るようなものです。アトラクションに乗ってシートベルトを締めたらどこかに流されていきますが、ある時は楽しく、ある時は驚き、怖くもある。そんな旅を続けるのと同じように、予測不可能でドキドキして、エキサイトできるドラマを作りたいと思いました。でも、そんなドラマだからといって散漫だと思われてはいけません。見ている人たちが楽しくて面白おかしくて、驚くことがあっても、その状況を演じる俳優はどんな瞬間も誠実に演技に臨み、キャラクターに一貫性があれば、視聴者は多様な要素が含まれたジャンルにもついて来てくれると信じていました。それが私の方針でした。
――町で起こった失踪事件には、さまざまな意味が込められているかと思います。この作品を通して、伝えたかったことを教えてください。
ユ・インシク監督:本ドラマに登場する失踪事件のひとつは1970年代の終わりから80年代の初めにかけて起きたことで、もうひとつは1999年頃、起きたことです。ある程度、実際にあった事件からモチーフを得た部分もありますが、特定の事件を明確に説明したかったわけではありません。過去には個人の価値があまり尊重されなかった社会があり、何らかの目的のために個人を手段に使ってもいいと考えていた傲慢さに端を発した悲劇もありました。そのようなことがこのドラマのメッセージに繋がっています。つまり、個人の価値を決めるのは誰なのか、誰であるべきなのか、そんな問いかけを込めるのに適切な事件だと思い、このようなモチーフを取り入れました。
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