高市首相「良好な日韓関係発展させる」 李氏の出身地で首脳会談

2026/05/19 16:36 

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 高市早苗首相は19日、韓国南東部の安東(アンドン)を訪問し、李在明(イ・ジェミョン)大統領と会談した。安東は李氏の出身地で、良好な日韓関係をアピールしたい考えだ。先行きが不透明なイラン情勢を踏まえ、エネルギーの安定調達や石油製品のサプライチェーン(供給網)強化に向けた連携などについて協議する見通し。

 首相は会談で「大統領と私のリーダーシップによって良好な日韓関係の基調を着実に発展させ、両国がインド太平洋地域の安定化の要として役割を果たしていくことが極めて重要だ」と述べた。李氏は「現下の国際情勢は荒波にさらされている。いつにも増して友好国間の協力と対話が必要だ」とした上で、「会談が最良の韓日関係のさらなる飛躍を図る第一歩になればと思っている」と語った。 

 今回の訪韓は、首脳の相互往来「シャトル外交」の一環。前回1月の会談は首相の地元・奈良で開催されており、両首脳の故郷を「相互訪問」することで個人的な信頼関係を深める狙いがある。韓国側は首相を「国賓級」で迎えた。

 会談では、原油輸送の要衝ホルムズ海峡の事実上の封鎖で原油不足に直面するアジア諸国への支援を巡り、4月に日本主導で立ち上げた通称「パワー・アジア」の枠組みを活用した日韓連携のあり方について協議するとみられる。直前にあった米中首脳会談を踏まえた日米韓3カ国の安全保障協力の強化のほか、北朝鮮の非核化や拉致問題を含めた北東アジア情勢についても議論する見通しだ。【安東・飼手勇介、日下部元美】

毎日新聞

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