自民・磯崎氏「参院軽視」 維新・馬場氏の緊急事態巡る発言に

2026/05/19 16:29 

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 自民党の磯崎仁彦参院国対委員長は19日、日本維新の会の馬場伸幸前代表が憲法改正を巡る緊急事態条項の創設に関し、「参院の権限を想定して参院選で投票する有権者はほぼ皆無だ」と発言したことについて、記者団に「問題だと思っている。参院軽視ではないか」と述べた。

 緊急事態条項を巡っては、大災害などで選挙実施が困難となった場合の国会議員任期の延長の要否が論点となっている。慎重派には、憲法が定める参院の緊急集会で対応できるとの意見がある。推進派の馬場氏は14日の衆院憲法審査会で「参院が国会の権限を一身に担う事態まで想定して、参院選で投票する有権者はほぼ皆無だ」などと発言した。

 立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長は19日に磯崎氏と会談し「明らかに参院を軽視する発言だ」などと抗議し、与党として対応するよう求めた。磯崎氏は「参院として緊急集会という憲法上の大きな役割を持っている」と応じ、維新側に抗議を伝える考えを示した。

 斎藤氏は記者団に「(馬場氏は参院への)リスペクトも何もない。(発言の)撤回を求めたい」と主張。「衆院側が乱暴な発言、運営(をするよう)だと、一部の党が望むような改憲が遠のくと言わざるを得ない」と語った。【鈴木悟、富美月】

毎日新聞

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