台湾総統の弾劾案を否決 賛成票が立法委員総数3分の2に届かず

2026/05/19 17:08 

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 台湾の立法院(国会に相当)は19日、野党が提議した頼清徳総統に対する弾劾案を否決した。総統に対する弾劾案の採決が行われるのは台湾史上初めて。採決の結果、賛成票は56票で反対票50票を上回ったが、可決に必要な立法委員総数(113人)の3分の2(76人)以上に届かなかった。

 発端は中央政府と地方政府の財政収支配分を定める法律を巡る与野党の対立だった。

 改正法案が過半数を占める最大野党・国民党と第2野党・台湾民衆党の賛成多数で可決されたが、卓栄泰行政院長(首相に相当)が行政権侵害を理由に公布に必要な署名を拒否。野党は卓氏を支持する頼氏の姿勢が独裁的だとして、弾劾手続きを進めた。

 ただ野党議席は国民党系無所属を含めても計62で、与党・民進党に造反が出ない限り否決は確実だった。【台北・林哲平】

毎日新聞

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