『JC・JK流行語大賞2026上半期』発表…キーワードは「時間軸が溶けている」【ヒト・モノ…

2026/06/29 20:14 

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『JC・JK流行語大賞2026上半期』発表

 Z世代向けのマーケティング支援を手がける株式会社AMFは29日、『JC・JK流行語大賞2026上半期』を発表した。

【画像】半年でどう変わった? 『JC・JK流行語大賞2025』一覧

 Z世代の市場調査を強みとする株式会社Skyfallと連携し、全国の女子中学生・女子高校生1000人を対象としたアンケート結果を反映し、定量・定性の両軸から“いま本当に支持されているトレンド”を可視化したという。

 元高校生社長として知られるAMF代表取締役の椎木里佳氏は「2026年上半期、JC・JKのトレンドを見ていて強く感じたのは、『時間軸が溶けている』ということです」とし、「過去のコンテンツが、SNSで新しい文脈と出会い、今いちばんホットなトレンドとして再生していく。これは2026年上半期を象徴する現象でした」と言及。「JC・JKにとって、平成や2010年代初頭は「知らない時代」です。だからこそ、その時代のカルチャーが新鮮で、エモいものに映る。リアルタイムで体験した世代とは違う角度で過去を発見していく姿は、見ていてとても面白い現象です」とコメントした。

【ヒト部門】
1位:モナキ(アーティスト)
純烈のリーダー・酒井一圭氏がプロデュースする4人組グループ。楽曲「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」がTikTokを中心にSNS総再生数9億回を突破するヒットとなり、2026年4月にメジャーデビュー。関西弁のフレーズをリズミカルに繰り返す中毒性の高い歌詞と表情豊かなダンスが特徴で、同楽曲はコトバ部門5位の「ほんまやでなんでやねん知らんけど」としてもランクイン。JC・JKの間では“モナキダンス”が日常風景になっている。

2位:はるねね(インフルエンサー)
ABEMAの恋愛リアリティ番組『今日、好きになりました。卒業編2026』でカップル成立した今井暖大と時田音々のカップル。番組を通じた“リアルな青春”の姿が同世代の共感を呼び、「超十代 -ULTRA TEENS FES- 2026」などの大型イベントにもカップルで出演。SNSでの仲睦まじい投稿がJC・JKの間で「理想のカップル」と絶大な支持を集めている。

3位:SEIKIN(YouTuber)
YouTuberのSEIKINは、約11年前の動画での発言「ワホー」がTikTokで再発掘されたことで、JC・JK世代に改めて注目された。コトバ部門1位「ワホー」の生みの親としてもランクインし、過去のコンテンツが時を経てバズる“リバイバル消費”の象徴的存在。

4位:都(インフルエンサー)
主にTikTokやYouTube「都のオワリですチャンネル」で活動するクリエイター。歯に衣着せぬ“ぶっちゃけトーク”や、日常の出来事を独特のテンポとユーモアで語るスタイルがJC・JKを中心に大きな支持を獲得。TikTokでの「愚痴エミネム」やドラマ完コピ動画でブレイクし、Z世代のトレンドを牽引するクリエイターになっている。

5位:つーさんとゆっぴ(インフルエンサー)
YouTubeやTikTokを中心に活動する“復縁カップル”インフルエンサー。小学校の同級生だった2人が高校1年で一度別れた後、5年を経て復縁・同棲するまでのリアルなストーリーがJC・JKの共感を呼んでいる。喧嘩や仲直り、在宅ワークの日常など飾らない姿を発信するスタイルが「理想のカップル」として支持され、「恋愛リアリティに出ていないのに人気」という新しいカップルインフルエンサーの形を示した。

【モノ部門】
1位:Mellojoy
2026年上半期最大のモノトレンドとなった「Mellojoy」のスクイーズ。従来のスポンジ系とは異なる高品質シリコン素材による“超低反発”の触り心地が「もちもち・ぷにぷに」とSNSで話題を呼び、TikTokでは開封動画や触感を楽しむASMR動画が拡散された。2025年から続くスクイーズブームの追い風を受け、食べ物や動物を模した愛らしいデザインのブラインドボックス形式での販売がコレクション欲を刺激。入荷即完売が続出する“争奪戦”状態となっている。

2位:ドバイチョコもち
2025年から続くドバイチョコブームの日本流アレンジ版。求肥の「もちもち感」×カダイフの「ザクザク感」×チョコレートの「とろっと感」という三重の食感体験が支持されている。断面のインパクトやカダイフの咀嚼音がASMRコンテンツとしてSNSで拡散され、手作りレシピの共有も活発。海外発トレンドを“和テイスト“に昇華させるJC・JKの創造力を象徴するアイテム。

3位:zeta
韓国発のAIチャットアプリ「zeta」。キャラクターとの対話を通じて物語を共創するAIフィクションプラットフォームで、2026年4月には日本国内のエンタメカテゴリでアプリ総使用時間1位を獲得。JC・JKのデジタルライフにAIが本格的に溶け込み始めたことを示すトレンド。

4位:ONICHA
YouTuberのHIKAKINがプロデュースしたペットボトル麦茶ブランド。2026年4月よりセブン-イレブン限定で発売され、ラベル裏面の「鬼みくじ」などの遊び心ある仕掛けがJC・JKの間で話題に。クリエイターが手がけるオリジナル商品がZ世代の購買行動に直結する時代を象徴。

5位:クッキーメイク
ブラウンやベージュをベースに、ツヤを抑えた「ふんわりマット」な質感で焼き菓子のような温かみのある仕上がりを目指すトレンドメイク。「盛っているのに自然に見える」点が支持され、プチプラコスメでも再現しやすいことからSNSメイクの定番になりつつある。

【コンテンツ部門】
1位:setlog(セットログ)
韓国・ソウルとニューヨークに拠点を置く「New Chat Inc.」が開発した、日常を記録・共有するVlog作成アプリ。1時間ごとに約2秒の動画を撮影し積み重ねるだけで、1日の終わりにアプリが自動でVlogを生成してくれる。インスタグラムのような“映え疲れ”から解放され、ノーメイクや部屋着など飾らない等身大の自分を最大12名の親しい友人だけに共有できるクローズドなSNSとして支持を獲得。SEVENTEENやaespaのカリナなどK-POPアイドルの活用も認知拡大を後押しし、日本のApp Store無料ランキングで1位を獲得するなど、JC・JKの間で“青春のドキュメントツール”として定着している。

2位:トモダチコレクション
約13年ぶりの完全新作『トモダチコレクション わくわく生活』が2026年4月に発売され、初週56万本超のヒットを記録。自分や友達、推しを「Mii」として作り、ゲーム内で繰り広げられる予想外の人間関係を観察する楽しさがSNSの共有文化と相性抜群。シュールな場面を切り取ってTikTokに投稿する遊び方がJC・JKの間で流行し、“懐かしのコンテンツが最新の環境で帰ってきた”レトロリバイバルの象徴的存在。

3位:ルッキズム風刺画
TikTokを中心に拡散されている、外見至上主義(ルッキズム)を皮肉やメッセージを込めて描いたイラスト・動画コンテンツ。「どれだけ努力しても生まれ持った骨格には勝てない」といった残酷なまでの現実をビジュアル化したものが多く、「リアルすぎる」と深い共感を呼ぶ一方で、若者のメンタルヘルスへの悪影響を懸念する声も上がっている。

4位:夜の踊り子
サカナクションが2012年にリリースした楽曲が、14年の時を経てTikTokで爆発的にリバイバルヒット。きっかけは、インドネシアの伝統的ボートレース「パチュ・ジャルール」の映像にこの楽曲を合わせたショート動画が韓国のクリエイターによって投稿され、シュールな映像と疾走感のある楽曲が完璧にマッチしたことでバイラル化したこと。ボーカルの山口一郎が流行をポジティブに受け止め自らダンスを披露したことで、ファン以外の一般層にも拡散。オリコンのストリーミングランキングで1位を獲得した。コトバ部門1位「ワホー」と並ぶ“リバイバル消費”の象徴。

5位:タゴサク構文
映画『爆弾』のキャラクター「スズキタゴサク」の独特な話し方を模したネットミーム。「~は○○します。~だからです。ごきげんよう、さようなら。」という、理路整然としているようでいて不気味かつユーモラスな説明口調が特徴。2026年春のNetflix配信をきっかけに視聴者が急増し、どんな話題にも当てはめられる汎用性の高さから“大喜利テンプレート”としてXやTikTokで大量のパロディ動画が生まれた。深刻な内容を淡々と語るキャラクターの不穏さと、それをSNSでふざけて模倣するギャップがZ世代に刺さっている。

【コトバ部門】
1位:ワホー
約11年前(2014年)にSEIKINがYouTube動画「ミンティア一気食いした結果・・・」内で発したアドリブ「北極グマでて来そうもうワホーつって」が元ネタ。当時は埋もれていたこの発言がTikTokの音源として再発掘され、そのシュールな語感と中毒性から爆発的に拡散された。特定の意味はなく、「意味不明さ」そのものが楽しまれているのがポイント。教室やSNSで「とりあえず言っておく」掛け声として定着しており、過去のコンテンツが時を経てバズる“リバイバル消費”の典型例。ヒト部門3位のSEIKINが生みの親でもあり、部門を超えたつながりが見られる。

2位:フレネミー
“Friend(友達)”と“Enemy(敵)”を掛け合わせた造語。表面上は仲良しで友達のふりをしながら、陰では嫉妬や足の引っ張り合いをする相手を指す。言葉自体は以前から存在していたが、2026年のJC・JKの間ではSNSでの“つながりの深さ”がかえって複雑な人間関係を可視化させ、そのモヤモヤ感を言語化するワードとして再発見・再流行。単なる「嫌いな人」ではなく、友達という仮面を被っているからこそ生じる疲労感を整理する言葉として、教室やグループLINEで日常的に使われている。

3位:冷笑系
他者の真剣な主張や熱意に対して、斜に構えて冷ややかに見下す態度をとる人々やその傾向を指すネットスラング。もともとはネット上の政治的議論などで使われていた言葉で、JC・JKの間では「熱中している人を見るとつい引いてしまう」「客観視しすぎてツッコミを入れたくなる」といった、より日常的な距離感の取り方を表す言葉としても浸透。SNSで「熱意を出すのはダサい・リスクがある」という冷めた空気感が若年層にも広がりつつあることを示すワードであり、コンテンツ部門3位の「ルッキズム風刺画」や2位の「フレネミー」と合わせて、2026年上半期の“冷笑カルチャー”の台頭を象徴している。

4位:ば・く・れ・つ
M!LKの楽曲「爆裂愛してる」(2026年2月リリース)のサビのフレーズが起点。「ば・く・れ・つ(ハート)」の掛け声に合わせた「爆裂ポーズ」がTikTokやプリクラの定番として大流行し、UGC(ユーザー生成コンテンツ)は8万件を超えるヒットとなった。同シングルのもう一つのA面曲「好きすぎて滅!」もノミネート50に選出され、M!LKは「ば・く・れ・つ」「好きすぎて滅」「〇〇すぎて滅」「爆烈愛してる」と複数のトレンドワードを生み出した2026年上半期の“流行語製造機”的存在。

5位:ほんまやでなんでやねん知らんけど
ヒト部門1位・モナキの楽曲タイトルがそのまま流行語に。関西弁の「ほんまやで」「なんでやねん」「知らんけど」をリズミカルにつなげたフレーズで、楽曲のダンスとセットで日常会話やSNS投稿に浸透した。楽曲発の流行語がコトバ部門にも波及した、ヒト部門とコトバ部門の“クロスオーバー”を象徴するランクイン。
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