『魔法騎士レイアース』佐倉綾音×大久保瑠美×高橋李依、令和版に挑む3人の結束「みんなが当事…

2026/10/07 15:05 

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テレビアニメ『魔法騎士レイアース』に出演する(左から)大久保瑠美、佐倉綾音、高橋李依 撮影:上野留加 (C)ORICON NewS inc.

 テレビアニメ『魔法騎士レイアース』(毎週水曜 後11:45)が、7日よりテレビ朝日系“IMAnimation W”枠で連続2クールにわたって放送される。オリコンニュースでは、獅堂光役の佐倉綾音、龍咲海役の大久保瑠美、鳳凰寺風役の高橋李依にインタビュー。3人そろって臨んだアフレコ現場で育まれた関係性や、原作を大切にしながら令和版を作り上げたチームの姿勢を聞いた。

【写真20点】仲良しでかわいい!くっついてピースする大久保瑠美、佐倉綾音、高橋李依

(10月12日~14日にかけて、それぞれに焦点を当てたインタビューを続編として配信します)

 本作は、CLAMPにより1993年~96年に『なかよし』(講談社刊)で連載されたファンタジー漫画が原作。中学2年生の獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風の3人が、社会見学で訪れた東京タワーから突然、異世界「セフィーロ」のエメロード姫に招喚され、囚われの身となった姫を救うため、伝説の「魔法騎士(マジックナイト)」として冒険する物語。テレビアニメが94年~95年に放送された。新作アニメはテレビアニメ放送約30周年を記念して制作され、97年発売のOVA以来、29年ぶりとなる。

■第1話は全員「緊張でガチガチ」

――3人一緒に行われたアフレコで、印象に残っていることを教えてください。

高橋:アフレコでは、みんながそれぞれキャラクターの色を身にまとっていたのが、私としては印象的でした。

佐倉:第1話のときは、とても緊張していました。かつてないプレッシャーの中で臨むことになったので、テンションを上げたいなと思い、真っ赤な服を着ていったんです。

そうしたら、第2話からは2人もキャラクターカラーを身にまとって来てくれて。第1話のときは「1人だけ真っ赤だとちょっと恥ずかしいな」「気合が入りすぎちゃったかな」と思っていたので、第2話は少し控えめにしていったら、2人ともがっつりとしたカラーを着てきてくれました(笑)。

そういう形からのスタートだったのですが、とにかくみんな緊張でガチガチだったのも印象的でした。特に私は、光という天真爛漫なキャラクターを、肩の力を抜いて、常に自然体で演じなければいけなかったのに、どうしても緊張してしまって。光の良さを全然出せていないと感じていました。

音響監督さんからは「距離感や、独り言のせりふもあるかもしれないけど、第1話なので個性を優先して、光はずっと明るく楽しく、声を出しめに演じてほしい」というオーダーがあったので、そこを意識しながら演じました。

大久保:色の話でいうと、私と李依ちゃんは、たぶんほんのりひよっていたんです。私も家に青い服をたくさん用意していたんですけど、CLAMP先生の作品や『レイアース』が好きだと公言していたこともあって、やる気をあまり見せすぎると空回りするんじゃないかと怖くて。

私の中では、あやねる(佐倉)はあまり緊張するイメージがなくて、いつもどっしり構えている印象だったんです。でも、第1話であやねるがすごく緊張していて、気負っているものがあるんだと感じたときに、「それでも真っ赤な服を着てきてくれたんだな」と。やっぱり、この現場は光に引っ張っていってもらうんだなと、第1話のときに改めて思いました。

もともと『レイアース』が大好きということもあって、最終話までアフレコを走り切るうえで、なるべく楽しいお仕事にしたいと思っていました。もちろん、楽しいだけではダメなんですけど、嫌な気持ちになる人がいない現場にしたいな、と。

私は性格的にも、自分が前を走るより、前を走っている人を支えるほうが好きなんです。だから、李依ちゃんと一緒に、前を走ってくれるあやねるを支えられるようになりたいということは、第1話のときにしっかり思いました。

もともと海というキャラクター自身もそういうキャラクターではありますし、実際にそうなれたかどうかは置いておいて、それをこの現場での自分の立ち位置にしていこうという気持ちは、第1話のときに固まりました。

■3人のキャスティングに「はー! 解釈一致!」

――この3人で魔法騎士を演じると知ったとき、どのように感じましたか。

佐倉:瑠美さんとは久しぶりにご一緒するんです。私が10代のときに1年間レギュラーを一緒にやっていて、それ以降がっつりご一緒することは減ってしまって。10代から30代になった私を、瑠美さんはどういうふうに見ているのかなと気になっていました。

特に、瑠美さんが『レイアース』のファンだと知っていたからこそ、光が佐倉綾音であることを、どう受け止めているのかな、と。そこは全然シビアでも構わないけれど、瑠美さんはとても気を遣ってくれるような気もしたので、まっすぐ言ってもらえるといいなという思いもあり、いろいろな緊張感を感じていました。

高橋さんとは、これまでちょこちょこご一緒したことはありましたが、メインレギュラーでがっつり共演したことは、ほぼありませんでした。とても真面目で、まっすぐで、熱心な方というイメージがあったので、それがオーディションで風ちゃんらしさとして発揮されたのかなと。高橋さんが演じる風ちゃんがどういう感じになるのかも楽しみにしていました。

あと、お2人は同じ事務所で私だけ違うので、上手に仲間に入りたいと思いました(笑)。

大久保:私は「はー! 解釈一致!」と思いました。

(佐倉&高橋:おー![拍手])

キャストを見たときに、求められているものが少し見えた気がしたんです。現場に入って、どういうふうに作っていくかによって、また変わってくるとは思うんですけど、自分が制作側だったら、このメンバーを見て「こういうものを作りたいのかな」と見えてくるような、そんなキャスティングだと思いました。

あやねるとは、10代のときに1年間ぐらいご一緒しました。その後も一緒になったことはありましたが、コロナ禍で収録グループが違ったりして、そんなにがっつり一緒ではなかったので。でも、いろいろなところで活躍している姿を見ていましたし、もちろん役者として信頼していたので、どんな光を見せてくれるのか、すごく楽しみでした。光の動きによって、海の心情もだいぶ変わってきますから。

李依ちゃんとは、逆によくご一緒しています。柔らかい役や、真面目で純粋な女性の役を演じている姿はよく見ているんですけど、風ちゃんは、そこからもう一歩違ったところにいるキャラクターです。今までの李依ちゃんとは、また一つ違うものを見せてもらえるのかなと思いました。それを出せる役者さんだという信頼もありました。

高橋:合格の連絡をいただいたとき、最初に気になったのが、共演するのは誰なのかということでした。もちろん『レイアース』に関われることはすごくうれしいですし、光栄です。風ちゃんの役を受けてみてほしいと言っていただけたことも、自分のキャリアの中ですごく驚きでした。

でも、「風ちゃんになりたい」ということよりも、「誰と一緒に風ちゃんを演じたいか」という気持ちのほうが大きかったんだと、自分でも気付いたんです。

お2人の名前を聞いたときに、「じゃあ、一緒に戦える」とすごく思いました。大きなプレッシャーがあったら、本当は負けてしまうと思うんです。でも、お2人とも先輩ですし、自分のできることを精いっぱいやって、前を向こうとする方々と一緒にいられるんだと思うと、私もお2人の隣で前を向きたいと思えました。

1人だったら、たぶんもうちょっとダメだったと思うんですけど、綾音さんは同い年で話しやすいですし、瑠美さんは同じ事務所です。尊敬と話しやすさの両方があって、すごく頼もしくて。共演者の名前を聞いて、ちゃんと自分の居場所を確認できたような感覚がありました。

■原作を片手に「意味のない変化は排除」

――アフレコでは、原作や平成版との違いをどのように確認していったのでしょうか。

佐倉:異世界の言葉が結構出てくるので、「平成版のときは、どう言っていたっけ?」という確認はしていましたね。

大久保:一番最初は「ザガート」問題だったよね。どちらも間違いではなかったと思うんです。

私たちは平成版をそのまま踏襲するわけではないですけど、平成版とあえて違うことをする必要はあるのかな、と。私も視聴者として、「平成版ではこう言っていたのに、今回は言い方が違うんだな」と思うだけで、ある意味ノイズになってしまうんです。

そこに気持ちを持っていかれてしまうのは、視聴者としてもったいないと思うので、「平成版に合わせた『ザガート』でいいんじゃないですかね」と、そのときはみんなで話していました。

佐倉:意味のある変化と、意味のない変化を見極めて、意味のない変化はなるべく排除していこう、ということは音響面で気を付けていました。

原作のせりふをなるべく変えないことも、今回の脚本におけるテーマの一つだったと思います。それぞれが原作と照らし合わせながら、「ここは少し言い回しが違いますけど、何か意味がありますか?」と確認して、「これは、やっぱり原作に戻そう」と調整することもかなりありました。みんな原作を片手に収録していましたね。

大久保:一度演じながら、意外とせりふが違っていることに気付いて、「これ、原作と違わないかな」と確認して、「すみません。原作ではここがこうなっています。どうしますか?」と。スタッフさんのほうから言われることもありましたし、私たちから質問することもありました。

■「みんなが全部当事者」3人で作り上げたアフレコ

――高橋さんにとって、お2人の存在は心強かったのでしょうか。

高橋:そうですね。聞いたら何でも返ってくるし、一緒に考えてもくれるので。本当に、みんなが全部当事者というか、他人事にしない。すごくいいチームだと感じています。

佐倉:せりふの順番が逆になっていたり、原作にないせりふがごくたまに追加されていたりすることもありました。「これは、どのコマのニュアンスがここに来ているんですか?」と話し合っていましたね。

高橋:前のコマを拾うべきか、後ろのコマを拾うべきかによって、表情のニュアンスもかなり変わります。意図的に足されているシーンもあると思うので、そこもみんなで考えました。

大久保:時系列が逆になっているところもありました。でも、その見せ方も、流れとして美しいと思うんです。意味があって時系列を変えていると思うので、そこを自分たちの解釈で埋めたり、分からないところは確認したりしました。

せりふの言い回しも、もともと平成のコミックスということもあって、「これは令和に大丈夫かな?」と思うものもあります。でも、あくまでも作品の中の言葉だと思っていますし、「こういう言葉も出るよね」という感覚で、よほどNGとなるものでなければ、そのまま残っています。

最初は「スマホとか持っているのかな?」とも思いましたけど、連絡手段も含めて、そのままの年代で始まったので。

佐倉:画面の絵作りはとてもきれいで、今の最新のアニメ技術が使われています。一方で舞台設定は1993年のままなので、言い回しも含めて、どういうバランスにするかみんなで考えました。
ORICON NEWS

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