ドイツ軍機がスコットランドに拠点 対ロシア“トライアングル”完成

2024/10/25 09:31 

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 英国のヒーリー国防相とドイツのピストリウス国防相は23日、ロシアへの対抗を主眼とした「防衛協定」に署名した。既に英仏、独仏はそれぞれ同様の協定を締結しており、これで欧州主要3カ国による軍事協力の「三角形が完成」(米ニュースサイト・ポリティコ)した格好だ。

 「世界はより危険になっている」。ヒーリー氏は記者会見でそう語り、連携強化の意義を強調した。

 協定により、ドイツ軍の対潜哨戒機「P8Aポセイドン」が英北部スコットランドの基地を拠点として飛行できるようになる。英紙タイムズによると、英国の近海ではロシアの潜水艦による活動が懸念されており、早ければ来年にもポセイドンの英国内からの展開が可能になる。ポセイドンは米ボーイング社製の哨戒機で、敵の潜水艦を探知・追跡する。

 このほか、兵器の共同開発にも着手する。英国がウクライナに供与した長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」(射程約250キロ)より長く飛ばせるミサイルの開発を急ぐという。

 英仏は既に2010年、独仏は19年に防衛協力に関する協定を結んでいた。【ロンドン篠田航一】

毎日新聞

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