イスラエルとイランの交戦が続く中、トランプ米大統領は１７日、自身のソーシャルメディアで「無条件降伏！」と書き込んだ。その直前の投稿では、イラン最高指導者ハメネイ師の居場所を「把握している」と主張しており、イランに降伏と停戦を呼びかけた形だ。

　トランプ氏は投稿で「いわゆる『最高指導者』の居場所は正確にわかっている。彼は簡単な標的だ」としつつ、「少なくとも今のところは、彼を排除（殺害！）しない。しかし、民間人や米兵にミサイルを撃ってほしくないと思っている。我々の忍耐は擦り減っている」と書き込んだ。

　トランプ氏は１６日、カナダで開かれた主要７カ国（Ｇ７）首脳会議に出席したが、中東情勢への対応にあたるとして、初日で帰国の途についていた。【カイロ金子淳】