金正恩氏「年ごとに核戦力を強化」 朝鮮労働党大会が閉会
北朝鮮の国営朝鮮中央通信が26日、朝鮮労働党大会が25日に閉会したと伝えた。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は大会中、過去5年間の事業を総括する活動報告で、米国側に常に報復攻撃が可能であることを示す必要があると述べ、「年ごとに核戦力を強化する計画を立てており、核兵器の数を増やし、核運用手段と活用領域を拡大する事業に全力を注ぐ」と強調した。
大会は19日から7日間にわたった。党規約改正や金氏による報告、今後の方針の提示などが行われた。
金氏は米国が「朝鮮半島と地域の安全を深刻に脅かしている」と非難し、抑止力となる核戦力を「更に拡大強化し、核保有国の地位を徹底的に行使することは、我が党の揺るぎない意志だ」と強調した。
その上で、米国が北朝鮮の核保有国の地位を認め、敵視政策を撤回すれば「我々も米国と良好な関係を築けない理由はない」と指摘。米朝関係は「アメリカ側の態度に完全に委ねられている」とし、対話の余地を示した。
一方、韓国については「敵対的な二つの国家」の方針に変更はなく、「韓国を同族という範疇(はんちゅう)から永遠に排除する」と強調。南北対話や交流に関わる部署・機関の整理や関連法規の廃止など、関係を断つための「法的・行政的措置」を進めているとし、対話には応じない姿勢を改めて示した。
新たな国防計画では、水中発射型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)▽人工知能(AI)を活用した無人攻撃▽衛星を攻撃する特殊資産▽軍事偵察衛星--などの開発を進めると発表した。更に、韓国を射程とする大型放射砲(多連装ロケット砲)や戦術ミサイルの増強に重点を置くことも明らかにした。25日は平壌市内で軍事パレードも実施し、金氏とその娘も出席した。【日下部元実】
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