「空からの体制転換は信じない」 英首相、米国のイラン攻撃に懐疑的

2026/03/03 09:53 

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 英国のスターマー首相は2日、イラン情勢について英議会で「空からの体制転換を信じていない」と述べ、イランの体制転換を視野に空爆中心の攻撃を続ける米国とイスラエルの軍事作戦に懐疑的な見方を示した。また、イラン攻撃に英国が加わっていないことについて「トランプ米大統領は異議を唱えているが、何が国益かを判断した」と説明した。

 スターマー氏がトランプ政権との立場の違いを明確にするのは珍しい。トランプ氏が英紙テレグラフのインタビューで、当初のイラン攻撃で米軍がインド洋のディエゴガルシア島にある英軍基地を使用することを拒否したスターマー氏を「非常に失望した」などと批判したため、反論したとみられる。

 スターマー氏はイラン攻撃が始まった翌日の1日、米軍がイランのミサイル発射源を破壊する「防衛目的」のために英軍基地を使用することを許可したと発表した。対象はディエゴガルシア島と英本土の基地2カ所とみられている。

 議会でスターマー氏は「我々は米国の攻撃的作戦には参加しない」と改めて強調した。【ロンドン福永方人】

毎日新聞

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