安保理でメラニア夫人が初議長 「紛争と教育」テーマ、イランは非難

2026/03/03 10:48 

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 国連安全保障理事会は2日、紛争下の子どもの教育をテーマに公開会合を開き、メラニア・トランプ米大統領夫人が議長を務めた。メラニア氏は特定の紛争に言及することなく、「教育を通じて平和を受け入れる次世代の指導者の育成」を呼びかけた。

 安保理の理事国ではないイランは参加せず、イラバニ国連大使は会合を主宰した米国について「偽善的で、深く恥ずべきだ」と記者団に語った。イランメディアは、米国とイスラエルの攻撃を受けたイラン南部の女子小学校の死者は児童を含む150人近くに上ったと報じた。

 メラニア氏は米国代表としての発言の冒頭で、「自由のために命をささげた英雄を失った家族に、心よりお悔やみ申し上げる」と述べた。対イラン軍事作戦を受けた報復で死亡した米兵を念頭に置いた可能性がある。「米国は世界中の子どもたちと共にある。一刻も早く平和がもたらされるように」とも語った。

 米国は安保理で3月に輪番制の議長国を務める。国連によると、現職首脳の配偶者が安保理会合を主宰したのは初めて。ロシアと中国はファーストレディーに配慮し、この日の会合では対米批判を控えた。【ニューヨーク八田浩輔】

毎日新聞

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