知床沈没事故で被告社長、妻に「大きな事件起きれば収まる」

2026/03/03 11:47 

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 北海道・知床半島沖で2022年に観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没して乗客乗員全26人が死亡・行方不明となった事故を巡り、業務上過失致死罪に問われた運航会社「知床遊覧船」社長の桂田精一被告(62)に対する公判が3日、釧路地裁で開かれた。

 2日の弁護側の被告への質問に続き、この日は検察側から質問があった。

 検察側は事故発生4日後の22年4月27日の正午過ぎに、桂田被告が自身の記者会見を前に「2カ月は大変(な状況)だと思うが、また何か大きな事件が起きたら収まります」とのメッセージを妻にLINE(ライン)で送信していたことを明らかにした。

 当時は捜索活動が行われ、カズワンが出航した北海道斜里町ウトロ地区周辺には報道陣なども詰めかけていた。そうした事態が収拾するとの趣旨とみられ、桂田被告は「心配させないように」と意図を説明した。妻への連絡から数時間後の会見では、会場で土下座などをした。【谷口拓未】

毎日新聞

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