トランプ氏「大きな波は間もなく来る」 イランへ大規模攻撃示唆

2026/03/03 11:17 

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 トランプ米大統領は2日、米軍による対イランの軍事作戦について「(終了まで)4~5週間かかると見込んでいたが、それよりはるかに長く戦う能力がある」と述べ、長期戦も辞さない姿勢を示した。米メディアに対して、「大きな波は間もなく来る」と述べ、さらに大規模な攻撃を行うことを示唆したほか、地上部隊を派遣する可能性も排除しなかった。

 2月28日の軍事作戦開始から3日目に入り、戦線は拡大している。米中央軍は2日、軍事作戦に伴うこれまでの米兵の死者数が計6人になったと発表。イラン赤新月社によると、イラン側の死者も550人を超えた。イランは最高指導者ハメネイ師が殺害された後も徹底抗戦の構えを崩しておらず、トランプ氏も強硬な姿勢を鮮明にしている。

 トランプ氏はホワイトハウスで開催された行事で、「メディアの誰かが『(トランプ氏は)1、2週間で(軍事作戦に)飽きるだろう』と言ったが、私は決して飽きない」と強調。「どれだけ時間がかかろうとも構わない。必要なことは何でもする」と語った。

 軍事作戦の目的については、イランのミサイルや開発能力の破壊▽海軍の壊滅▽核兵器の保有阻止▽親イラン武装組織への支援停止――の4点を挙げた。米軍の軍事作戦が「(イランの)邪悪な政権による容認しがたい脅威を排除するための最後で最高の機会だ」とも主張した。

 ただ、これまで主張してきた体制転換については触れなかった。

 軍事作戦の現状については「予定よりも大幅に前倒しで進んでいる」と説明し、「我々は世界で最強の軍隊を持っており、容易に勝利できる」との見方も示した。また、米CNNテレビに「大きな波はまだ来ていない。それは間もなく来る」と語り、大規模な攻撃を警告。CNNは米高官の話として、米側が24時間以内の大幅な攻撃の増加に備えていると報じた。

 米大衆紙ニューヨーク・ポストの報道によると、トランプ氏はインタビューで、地上部隊の派遣の可能性について、必要であれば排除しない姿勢を示した。「私は地上部隊の派遣に尻込みしない。どの大統領も『地上部隊は投入しない』と言うが、私は言わない」と述べたという。【ワシントン松井聡】

毎日新聞

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