麻酔銃外れ捕獲失敗 1週間逃げ続けるオオカミの行方は 韓国

2026/04/15 17:09 

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 韓国中部・大田(テジョン)市の動物園から8日午前に脱走したオスのオオカミが1週間が経過した15日朝の時点でも逃走を続けている。軍や警察などで作る対策本部が捕獲を試み、13日夜にオオカミを発見したが、麻酔銃の弾が外れ、捕獲に失敗した。大田市などが引き続き市民に注意を呼びかけている。

 対策本部はこれまでに延べ2200人以上を投入。動物が出す熱などを感知するカメラを搭載した無人機(ドローン)も飛ばして捜索に当たる。だが9日未明に目撃情報があった後は、手がかりがなかった。

 13日夜、4日ぶりに動物園から東へ約1・8キロ離れた山道でオオカミを発見。機動隊員ら約60人が周囲を取り囲んだ。14日早朝、20~30メートルの距離から麻酔銃を1発撃ったが外れた。オオカミは山中に姿を消し、再び無人機などでも位置を捕捉できなくなった。

 対策本部の幹部は14日、記者団に「オオカミの健康状態は良好だ。水を飲みながら死んだ野生生物を食べて空腹を満たしているとみられる」と説明した。

 脱走したのは、大田市のテーマパーク「オーワールド」の動物園で飼育されていた2024年1月生まれのオオカミ。この動物園では18年にもピューマ1匹が脱走し、射殺されていた。

 このため韓国の交流サイト(SNS)などでは「殺さず捕獲してほしい」との声が相次いでいる。対策本部の幹部は14日、「射殺は考えていない」と述べた。相次ぐ脱走に、動物園の安全管理体制を批判する声も出ている。【ソウル福岡静哉】

毎日新聞

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