今こそ「ノーモア・ヒロシマ」訴え 被爆者らがNY中心部を行進

2026/04/27 09:58 

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 5年に1回の核拡散防止条約(NPT)再検討会議を控えた26日、広島、長崎の被爆者や市民団体ら200人以上が、会場となる米ニューヨークの国連本部周辺を行進し、核廃絶を訴えた。

 参加したのは、被爆者で日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)事務局長の浜住治郎さん(80)や原水爆禁止日本協議会(原水協)のメンバー、韓国人被爆者の親族、高校生平和大使の才津結愛さんら。

 浜住さんは行進前の集会で「核兵器と人間は共存できません。核兵器のない平和な世界に向けて国際連帯を強めていきましょう」と呼びかけた。

 参加者は「ノーモア・ヒロシマ」「ノーモア・ナガサキ」と訴えてニューヨーク市中心部を練り歩き、最後に国連本部前で声を上げた。

 ニューヨークの平和団体で活動するルース・ベンさん(73)はNPT会議が開かれるたびに被爆者と行動を共にしているといい、「核保有国が戦争を続けている今、米国民も核兵器の恐ろしさにもっと関心を持つべきだ」と話した。

 日本被団協代表理事の金本弘さん(81)は「被爆者運動は八方ふさがりな気がするが、これは一種の試練だと思う。今こそ、地道に運動を続けていくことが重要だ」と語り、NPT会議の議論に期待を寄せた。【ニューヨーク三木幸治】

毎日新聞

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