鈴木宗男氏、露外務次官と会談 「露側は日露外相会談に前向き」

2026/05/05 07:58 

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 自民党の鈴木宗男参院議員は4日、訪問先のモスクワで露外務省のルデンコ次官(アジア担当)や上下両院議員と会談した。ルデンコ氏は、7月の国際会議などの場を利用した日露の外相会談や外務次官級会談の早期実施に前向きな姿勢を示したという。鈴木氏は北方四島での元島民の墓参再開などを要請した。

 会談後に記者団の取材に応じた鈴木氏によると、ルデンコ氏は「7月にマニラで東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議がある。日本側が希望するならば、ラブロフ露外相との会談をセットしてもよい」と述べたという。鈴木氏は「ありがたい提案なので茂木敏充外相らに伝える」と答えたとしている。

 プーチン露政権はウクライナ問題を巡る日本の対露制裁に強く反発し、制裁が解除されない限り政治対話は困難との立場を取る。この姿勢を軟化させたのかは不明だ。露外務省は4日、鈴木氏の会談についてコメントを発表し、「国家間の関係再開には日本による反露路線の放棄が必要」と強調した。

 鈴木氏はこの日、露上院のカラーシン国際問題委員長、下院のニコノフ国際問題第1副委員長とも会談。タス通信によると、カラーシン氏は「日本の現政権の政策には好戦的な傾向も見られ、(露日)関係発展の真剣な議論を妨げている」と述べた。

 鈴木氏の訪露は、2022年2月にロシアがウクライナでの「特別軍事作戦」を開始して以降では4回目。今回は事前に高市早苗首相側と打ち合わせをしたとしている。

毎日新聞

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