トランプ政権、クルド自治政府にイラン交渉の仲介依頼か 米報道

2026/08/17 07:20 

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 米ニュースサイト「アクシオス」は16日、トランプ米政権がイランの精鋭軍事組織・革命防衛隊と意思疎通を図るため、イラク北部クルド自治政府のバルザニ議長に仲介を求めていたと報じた。

 イランでは最高指導者モジタバ・ハメネイ師に近い革命防衛隊が影響力を強めている。革命防衛隊は、アラグチ外相らイラン交渉団との意見の相違が指摘されており、米国は交渉団との協議だけでは不十分と判断したとみられる。

 報道によると、米国のギャバード国家情報長官(当時)はイランとの交渉が山場を迎えていた5月10日ごろ、バルザニ氏に電話をかけた。革命防衛隊のバヒディ司令官と連絡を取り、イラン側の交渉団と意見が一致しているか確認してほしいと依頼した。バルザニ氏は承諾し、バヒディ氏と連絡を取ったところ、「交渉団を支持する」との返事があったという。

 その後、トランプ政権はバルザニ氏を通じ、自治政府の中心都市アルビルで米イランの高官級協議を提案したが、イラン側がイスラエルによる暗殺を懸念し、実現しなかった。

 米軍はアルビルに基地があり、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦でも提携するなど、自治政府との関係は深い。バルザニ氏はイランへの留学経験があり、イラン国内で幅広い人脈を持っているという。

 バルザニ氏は最近もトランプ政権に対し、米イランの和平協議再開を支援するとの意向を伝えてきたという。

 米国とイランの最終合意に向けた交渉期間は60日間の期限を迎えたが、両国から、延長の意向は示されていない。【ニューヨーク三木幸治】

毎日新聞

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