カンボジア当局「39カ国の3万人拘束」 巨大詐欺拠点「一掃」

2026/08/29 17:27 

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 カンボジア政府は、国内の大規模なオンライン詐欺拠点を一掃したと発表した。昨年7月以降、約3万人を拘束したとしている。

 ただ、犯罪組織はマンションやゲストハウスなどに移って活動を続けており、政府の説明を疑問視する声も出ている。

 ◇「624カ所摘発、3万人拘束」

 政府のオンライン詐欺対策を統括するチャイ・シナレス上級相が27日、首都プノンペンで各国外交官らに説明した。

 国営カンボジア通信によると、昨年7月から今年8月20日までに詐欺への関与が疑われる793カ所を調べ、うち624カ所を摘発。39カ国の約3万人を拘束した。

 チャイ・シナレス氏は「大規模な詐欺活動は完全に抑え込み、国内に詐欺拠点となる施設は残っていない」と強調。一方で、大型拠点の摘発後、犯罪組織がゲストハウスやマンション、賃貸住宅、カフェなどに活動場所を移し、小規模・分散型に切り替えていることも明らかにした。

 ◇一定の成果も根本的問題は…

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは6月、これまでに詐欺拠点と特定した86カ所のうち、昨年7月以降に当局による取り締まりなどが確認できたのは24カ所だったと発表した。このうち3カ所では、当局の対応後も被害者への虐待が続いていたとした。

 ロイター通信が取材した専門家は、大型拠点への摘発は一定の効果を上げたと評価する一方、「目に見える打撃と、背後の犯罪ネットワークや政治的な後ろ盾の解体を混同すべきではない」と指摘した。

 カンボジアでは、日本人が特殊詐欺に関与したとして摘発される事件も相次いでいる。【バンコク小泉大士】

毎日新聞

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