250日超航海の米兵5000人、パタヤで休養へ 地元に期待と警戒

2026/08/30 19:38 

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 対イラン軍事作戦で中東に展開した米原子力空母エーブラハム・リンカーンが9月上旬、帰国途中にタイへ寄港する。250日を超える異例の長期航海を続けた約5000人の乗組員らが上陸して休養する予定で、リゾート地パタヤでは警備や受け入れ準備が進んでいる。地元では飲食店や娯楽施設などへの消費増を期待する声も出ている。

 リンカーンを含む米海軍の3隻は9月2~6日、パタヤに近いチョンブリ県レムチャバン港に寄港する予定。リンカーンは中東で約7カ月間にわたって任務に当たり、乗組員や家族からは、長期航海による疲労や生活環境への懸念が出ていた。

 一方、パタヤ市長は乗組員の来訪でホテルや飲食店、娯楽施設などへの波及効果を期待。約5000人全員が市内を訪れた場合、500万~1500万バーツ(約2400万~7200万円)の消費が見込めると試算する。チョンブリ県知事は地元業者に対し、需要増に乗じた不当な値上げをしないよう求めた。

 パタヤ警察などは29日夜、ビーチロードなどで一斉取り締まりを行い、公の場で客引きをしていた女性らを摘発した。タイの公共放送PBSは、米兵らの来訪を前にした取り締まりとして報じている。

 パタヤはベトナム戦争期、米兵の休養先となり、観光地として発展した歴史を持つ。【バンコク小泉大士】

毎日新聞

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